宮本信子が「タンポポ」一夜限りの上映を喜ぶ、「宝物のような気がしてうれしい」

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伊丹十三監督作「タンポポ」の上映イベントが1月13日に東京・TOHOシネマズ 日劇にて行われ、キャストの宮本信子が出席した。

「タンポポ」上映イベントに登壇した宮本信子。

「タンポポ」上映イベントに登壇した宮本信子。

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「タンポポ」 (c)伊丹プロダクション

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1985年に日本公開された本作は、山崎努演じるトラック運転手が、宮本扮する未亡人タンポポの経営する寂れたラーメン店を立て直していくさまを描いた物語。山崎と宮本のほかには、渡辺謙、役所広司らが出演に名を連ねる。

宮本信子

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本上映は2016年に「タンポポ」が全米で30年ぶりにリバイバル上映されたことを記念して、一夜限りで行われたもの。宮本は「こういう機会があるとは考えてもみなかった! 1回だけの上映が宝物のような気がしてうれしいです」と挨拶し、アメリカでの上映に参加した際の印象を「お客様がファーストカットから最後まですごく自由な感じで楽しんでいらした。映画館の雰囲気があまりにも素敵だったので、伊丹さんが知ったら本当に喜ぶだろうなと感無量でした」と振り返った。さらに「あの雰囲気、熱、映画ってすごくいいんだなって本当に思いました」「皆さんの上映後のお顔がすごく幸せそうで。この作品大好き!というのが雰囲気で感じられるんです。本当に伊丹さんに伝えたいなと思いました」と晴れやかな笑顔で語る場面も。

本イベントの来場者の中で、「タンポポ」を初めて観る観客は3割ほどだという。宮本は「素晴らしい出会いだと思いますし、伊丹十三の映画を忘れないように応援していただくことは、私としてはとてもうれしいこと」と感慨深げに述べ、「伊丹十三が『楽しんで最後までご覧いただけたらすごくうれしい』と言っているように思います。どうぞよろしくお願いします」とメッセージを送り、イベントをしめくくった。

なお2月4日には日本映画専門チャンネルで特集「24時間まるごと 伊丹十三の映画」を展開。「タンポポ」を含む伊丹の監督作10本が放送されるほか、ドキュメンタリー番組「タンポポ、ニューヨークへ行く」もオンエアされる。

※山崎努の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

24時間まるごと 伊丹十三の映画

日本映画専門チャンネル 2017年2月4日(土)19:00~
<放送作品>
「お葬式」
「タンポポ」
「マルサの女」
「マルサの女2」
「あげまん」
「ミンボーの女」
「大病人」
「静かな生活」
「スーパーの女」
「マルタイの女」
「タンポポ、ニューヨークへ行く」

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読者の反応

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秋房 @akifusa0927

日本の現代ラーメンの三大始祖とされる「青葉」「くじら軒」「麺屋武蔵」の開店は1996年。が、その10年以上前に、この映画があったことを、我々ラーメンファンは忘れてはならない。宮本信子が「タンポポ」一夜限りの上映を喜ぶ- 映画ナタリー https://t.co/y6CzcL6ZdJ

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