映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

「家族はつらいよ」原案は“蒼井優先生”、監督の山田洋次が認定

37

「家族はつらいよ」完成報告会見の様子。左から西村雅彦、蒼井優、妻夫木聡、山田洋次、橋爪功、吉行和子、中嶋朋子、林家正蔵。

「家族はつらいよ」完成報告会見の様子。左から西村雅彦、蒼井優、妻夫木聡、山田洋次、橋爪功、吉行和子、中嶋朋子、林家正蔵。

松竹120周年記念作「家族はつらいよ」の完成報告会見が本日1月19日、東京・朝日スクエアで実施され、キャストの橋爪功吉行和子西村雅彦中嶋朋子林家正蔵妻夫木聡蒼井優、監督の山田洋次が出席した。

この日、撮影以来およそ1年ぶりに集合した登壇者たち。山田は「久しぶりに家族に会えてうれしいです」と顔をほころばせ、妻夫木は「山田監督の喜劇が好きで、ずっと撮ってほしいと心待ちにしていました。そんな作品に携われて幸せです」と感慨深げに話す。

本作は離婚騒動を繰り広げる熟年夫婦と、それに振り回される家族を描いた現代喜劇。「東京家族」で家族を演じたキャストが再結集し、結婚50年を目前にした平田夫妻を橋爪と吉行が、長男夫婦を西村と夏川結衣、長女夫婦を中嶋と林家、次男カップルを妻夫木と蒼井が演じた。本作について、山田は「喜劇と銘打ってかまわないけれど、1つの家族をどういうアングルで見るかで、シリアスだったのが滑稽に見えたりもする。だからこの作品は、人間の滑稽な部分を特に丁寧に見て作ったもの、という程度のことだと考えていただければ」と説明する。

熟年離婚というテーマ誕生の理由を聞かれた山田は、「東京家族」の撮影中に蒼井が友人のエピソードを話してくれたことがもとになっていると説明し、「『原案・蒼井優』にしなきゃいけなかったかな」と蒼井を見やる。蒼井は「みんなで冗談で『崩壊家族』とか『脱線家族』とかタイトルを付けて、『東京家族』とは別のストーリーを妄想して作っていたんですよ」と述懐。そして「ああやって笑いながら話していたことが映画になったんだな、と実感しています。同じキャストでもう一度家族を演じさせていただけるのは初めての経験でした」と懐かしそうに語った。

そんな蒼井を見て、橋爪はマイクを握ると「さっき楽屋でも、監督が『原案・蒼井優』とおっしゃっていて。そうしたら蒼井優が『これから私のこと、先生って呼んでください』って。開いた口がふさがらなかったんですが、これからは蒼井優のことを『先生』って呼びますね!」とまくしたてる。「友人の話なので、原案者は私じゃないんです……」と慌てて否定する蒼井だったが、山田から「そういうエピソードを教えてくれたということで。先生ですよ!」と認定される結果となった。

「家族はつらいよ」は2016年3月12日より全国ロードショー。

映画ナタリーをフォロー