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本作は「フルートベール駅で」のクーグラーが手がけた「ロッキー」シリーズの最新章。ボクシングの元ヘビー級王者アポロ・クリードの息子アドニスが、亡き父の親友ロッキーの指導を受け、世界チャンプを目指す姿を描く。
現在29歳のクーグラーが大学生時代に練ったアイデア“ロッキーの亡き親友アポロに息子がいたら?”。この構想をスタローンに持ち込んだことから続編の製作が決まった。スタローンは「ライアンが構想を持って訪ねてきたとき、私は『これはすごい、このフィルムメーカーはこんなに若いのに、私たちが何十年も前に始めた作品にこれほどまで魅了されているなんて』と思った。認めるけど、私はすごく興味をそそられたよ」と当時の心境を語った。
クーグラーは「僕は父親と『ロッキー』を観て育った。ロッキーは誰もが共感できるキャラクターだ。僕は父を通してあのストーリーに夢中になったんだ」とロッキーファンだったことを明かした。さらにスタローンと初対面したときの印象について「彼がちょっと不安げなのが見てとれた。なにしろ僕は、当時はまだ1本も長編映画を作っていなかったからね。でも同時に、彼がどうすれば映画として成立させられるか、あらゆる可能性を考えているのも感じたんだ」と振り返った。
スタローンとクーグラーはタッグ結成後、共同して脚本作りを進めた。クーグラーは「彼ほどロッキーを熟知している人はいないからね。脚本を書きながら、『このシーンだとロッキーは何をするのかな?』と彼に電話して相談したよ。彼は本当に寛大だったし、素晴らしい共同作業だった」と制作過程を振り返った。このたび公開されたメイキング風景からも、2人が互いに意見を出し合いながら撮影に臨む姿がうかがえる。
「クリード チャンプを継ぐ男」は12月23日より、東京・新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。
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