三木孝浩の映画監督デビュー5周年を渡辺大知、山崎賢人、アジカンらが祝福

三木孝浩の映画監督デビュー5周年記念イベント「三木孝浩 filmo day ～音楽と映画～」が、昨日11月8日に東京・ユーロライブにて開催された。

このイベントは、三木がこれまでに手がけた8作品の中から、新垣結衣が主役を務めた「くちびるに歌を」、2週間の限定上映だった山崎賢人と橋本愛の主演作「管制塔」、宮崎あおいが主演した三木の長編デビュー作「ソラニン」の3本を上映するもの。

イベント冒頭の舞台挨拶に1人でステージに現れた三木は「僕の作品の中でも音楽にまつわる映画を集めて上映したいなとずっと考えていたんです。監督5周年でイベントをやるっていうのはなかなか珍しいと思うんですけど、スタッフがぜひやりましょうと言ってくれたので」と挨拶。さらに観客のために自腹で用意したという地元・徳島の銘菓“ぶどう饅頭”を紹介する一幕も。

「くちびるに歌を」の上映のあとは、同作にて自閉症の青年・アキオを演じた渡辺大知が三木とともに登壇。撮影当時のエピソードや渡辺の監督作「モーターズ」について語った。そして「管制塔」の上映後にはすべての三木作品に出演している野間口徹と三木が登場。ここで三木にゆかりのある人々からのビデオメッセージが流された。「管制塔」が映画デビュー作となった山崎からは「『管制塔』をやっていたときは僕はまだ16歳で。デビューしたてで右も左もわからない頃に、監督に優しく丁寧に接していただいて、本当に不安だった僕も1つひとつ乗り越えられたなと思います」「監督の作品にまた出たいです」というコメントが。その後も同作の主題歌を担当したGalileo Galileiや「陽だまりの彼女」「くちびるに歌を」出演の葵わかなからも祝福の言葉が届けられた。最後には「ソラニン」でメインエンディングテーマを担当し、2つのMVでもタッグを組んだASIAN KUNG-FU GENERATIONのメッセージ動画を上映。ボーカルの後藤正文は「だいたいアジカンのミュージックビデオって、僕をブスに撮るビデオが多いんですよ（笑）」「でも三木さんの『ソラニン』は本当に評判よくて、ちょっとめんこく撮っていただいて」と話し、笑いを誘った。

そして締めくくりに「ソラニン」を上映し、三木がステージに登場。観客との記念撮影を行うなど、ファンとの交流を楽しんだ。