ヒラリー・スワンク、ALS患者役から得たものは“一瞬一瞬を大切に生きること”

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本日10月23日、「サヨナラの代わりに」の記者会見が東京・アカデミーヒルズで行われ、ヒラリー・スワンクが出席した。

「サヨナラの代わりに」記者会見に出席したヒラリー・スワンク。

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ヒラリー・スワンク

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本作は、「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスワンクが主演を務めるヒューマンドラマ。愛情あふれる夫や友人に囲まれ幸せな日々を送っていたさなか筋萎縮性側索硬化症(ALS)に襲われた主人公ケイトと、彼女の介助人になった女子大生ベックが次第にかけがえのない絆で結ばれていくさまを描く。

ヒラリー・スワンク

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スワンクは「この素敵な街に戻って来られてうれしく思っています。敬意を感じている日本の文化、人々、そして食事を楽しんでいます」と挨拶。「サヨナラの代わりに」では主演だけでなくプロデューサーも務めることになったきっかけについて、「ケイトとベックが友情を育んでいく物語にパワフルで美しいものを感じましたし、人生は短く、一瞬一瞬を大切に生きなければいけないということを思い出させてくれる物語だと思ったからです」と語る。

ヒラリー・スワンク

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また、「役者という仕事の素晴らしい点は、他人の人生を生きることができるということ。演じるキャラクターの目を通してその人たちの世界観に触れると、自分の視野も広がります。今回のケイトの場合は、先ほども話しましたが毎日を大切に生きなければいけないということを学びました」とコメント。ベック役のエミー・ロッサムについては、「エミーのオーディション映像を観たとき、『彼女しかいない』と思いました。ベックという役のスピリットをエミーはつかんでいたのです。彼女との共演は本当に素晴らしい経験でした」と絶賛する。

アカデミー賞をまた受賞したいかという質問には、「女優になろうと思った8歳のとき、オスカーや賞のことなんて何も考えていませんでした。それよりも、私はストーリーや登場人物に関わりたいという思いが強かったのです。もちろん賞をもらえることはうれしいのですが。ただアカデミー賞のシーズンはたくさんの映画を観られる時期でもありますので、私はノミネートされた作品をすべてチェックしてそれぞれのテーマについて考えたりしています」と答えた。

「サヨナラの代わりに」は、11月7日より東京・新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。

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