本日5月30日、東京・新宿ピカデリーにて「
「夫婦フーフー日記」は、実在の闘病ブログから生まれた書籍「がんフーフー日記」をもとにしたヒューマンコメディ。闘病生活の末に死んだはずのヨメ、ユーコが残されたダンナのコウタの前に現れ、2人で夫婦の歩みを振り返るという物語で、作家志望の編集者コウタを佐々木が、本好きの元書店員ユーコを永作が演じる。
ドラマ「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」以来10年ぶりとなる夫婦役を演じた佐々木と永作に対して前田は「撮影をするごとに2人の掛け合いがうまくなっていった」と語り、現場での息の合った演技を賞賛。続けて永作が「佐々木さんは難しいシーンの撮影でも迷わずに進む人で、男らしいと思いました。共演できて本当に楽しかったです」と撮影時を振り返ると、佐々木は「永作さんもまず『やってみようよ』という方で、本日の舞台挨拶を終えるとお会いする機会がなくなってしまうのが寂しいです」と語り、名残を惜しんだ。
MCから「ユーコのように余命がわずかになってしまったとき、何をしたいですか」と質問を受けた佐々木は「できることなら笑っていたいし、おいしいものを食べたいし、仕事をしていたい。たぶん普段思っていることがしたいです」と回答。一方ユーコの弟ギテーを演じた高橋は、同じ質問に対して「高校の頃に好きだった人に、『好きだったんだよ』って伝えに行きたいです」とひょうひょうと語り、場内を和ませる。
また、ユーコがコウタと初めて会った日も最後に会った日も食べていたハンバーガー型のくす玉を割るセレモニーが行われ、さらにもう1つのサプライズとして第18回上海国際映画祭パノラマ部門への公式出品が発表された。登壇者からも歓声が上がる中、1人じっとうつむいていた佐々木は「びっくりしたかったんですが、実は事務所に送られてきたメールで知ってしまっていて……。でもうれしいです」と苦笑いしながらも喜びを語った。
最後に永作は「明日元気になってもらえるような作品になればいいなと思って作りました」と作品を振り返る。続けて佐々木が「今一緒にいる人を大切にしようと思える映画になっています。お友達の方々に『面白かったよ』と伝えてもらえるとうれしいです」と語り、イベントを締めた。
「夫婦フーフー日記」は、本日より東京・新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。
関連記事
佐々木蔵之介の映画作品
関連商品
リンク
- 「夫婦フーフー日記」公式サイト
- 「夫婦フーフー日記」予告編動画
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
クマろ @kuma_ra
佐々木蔵之介が上海映画祭出品になぜか苦笑い、「夫婦フーフー日記」舞台挨拶 - 映画ナタリー http://t.co/IPhdokYlZy