中川晃教×平野綾×橋本さとしの危険な三角関係、濱田めぐみ「ある意味エグい」
2016年11月12日 6:00
5 ステージナタリー編集部
ミュージカル「マーダー・バラッド」が、兵庫公演を経て、昨日11月11日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。これに先がけ囲み取材が行われた。
主演を務めるトム役の中川晃教は、本作について「90分間歌だけで、セリフは一切なくお届けしていく作品」と紹介。「昼ドラみたいな三角関係の話を、バンドサウンドに乗せてお届けする。ここが1つの見どころかな」とアピールした。
さらに「舞台上にお客さんも居るセットは、例えば串田さんの演劇だったり、いくつかそういう作品がありますが、今回の客席はセットにもなってるバーの一部。そこにお客さんが座る」と説明し、「演者4人とバンドの4人の8名で作り上げていくんですけど、プラスお客さんが入ることでこの作品が完成に向かうんだなって(兵庫公演で)実感しました」と先の公演を振り返った。
トムとかつて恋人同士だったサラを演じる平野綾は、今回の役どころについて「私にとってはかなりの挑戦の役」とコメント。「平野的にここまでキスシーンが多かった舞台は今までなかったし、ここまでキスの一歩先というか、『あー!』って、つい目をそらしたくなるようなってところまでのシーンは初めてなので、そういう今までなかった面をいっぱい出していこうとがんばっています」と意気込んだ。
「この僕ら4人にしかできない空気感をぜひ堪能していただきたい」とアピールするサラの夫・マイケル役の橋本さとしは、「カリスマのある濱田めぐみさん、セクシーワイルドの(中川)晃教くん、アッキー。(自身を指して)ちょっと地味な普通のおじさん。そして見ての通りの……“あらくれナイスボディ”(平野)綾ちゃん」と出演者を紹介すると、「そういう歌詞があるんです!(笑)」と平野が慌てて注釈を入れる一幕も。
濱田めぐみはバーテンダーとして、狂言回しの役割を担う。本作を「およそそれをテーマにしてはいけないのではないかというものだらけの90分」と分析し、「お客様も最初はこれを観てしまっていいものだろうかっていう感覚があると思うし、我々もこれを舞台上でリアルにやってしまっていいのかという状況だったんですけど、やってみると爽快感や、普段やれないことへの憧れとか思い切りとかがあり、不思議な空気感で兵庫を終えることができた」と兵庫公演の感想を語る。「ある意味エグい題材だなと思うんですけど、東京では皆さまがどのような感覚をお持ち帰りされるのか、それがどのように口コミで伝わるのかすごく楽しみ」と笑顔を見せた。
「マーダー・バラッド」はニューヨーク、韓国、ロンドンで上演された話題作。森雪之丞による訳詞・上演台本、上村聡史の演出で、このたび日本上陸を果たす。愛憎の果てに3人が見つけた答えは、劇場で確かめよう。公演は11月27日まで。なお11月13・20・23日の17:30開演回は、日替わりのキャストによるアフタートークショーが開催される。
ミュージカル「マーダー・バラッド」
2016年11月11日(金)~27日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
原案・脚本・作詞:ジュリア・ジョーダン
音楽・作詞:ジュリアナ・ナッシュ
訳詞・上演台本:森雪之丞
日本版演出:上村聡史
音楽監督:島健
出演:中川晃教、平野綾、橋本さとし、濱田めぐみ
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