「Dance with Devils」妖しく開幕！神永圭佑、平牧仁らが「ゾクゾク」連発

ミュージカル「Dance with Devils」が、昨日3月3日に東京・AiiA 2.5Theater Tokyoにて開幕。初日には公開ゲネプロと囲み取材が行われた。

キャラクターたちが思いを伝えるために作中で歌を唄う演出を取り入れた“ミュージカルアニメ”を原作とした本作。アニメで歌われた楽曲を含む歌唱はもちろん、アクション、映像演出など見どころは満載だ。アニメの主人公でありながら登場が発表されていなかったキャラクター・立華リツカは、三浦宏規がセリフを排し舞などで表現する。各キャラクターのソロ曲はもちろん、リツカへの甘い言葉を客席に向かって囁く場面もあり、観客はまるで自分がリツカになったかのように錯覚させられる。

囲み取材には鉤貫レム役の神永圭佑、立華リンド役の平牧仁、楚神ウリエ役の崎山つばさ、南那城メィジ役の吉岡佑、棗坂シキ役の安川純平、ローエン役の内藤大希が登場した。2年半ぶりの舞台出演という平牧は、「プレッシャーじゃないですけど、ゾクゾクするものがありまして。カンパニー力がすごく高くなっていますし、やれるだけのことはやってきたので、小屋に入ってからは、一同で底上げしていく作業になるのかなと。盛りだくさんの舞台になっているので、あとは極上のエンタテインメントとして成立するようにワクワクとゾクゾクとドキドキでいきたいと思います」と意気込みを語った。また崎山は「舞台のセットが『ダンデビ』の世界を表現していて、アニメから出てきたみたいな感覚。僕たちのキャラクターも、いろいろ話し合って忠実に再現できるようにがんばりました。五感でいろいろ楽しんでいただけたら」とメッセージを送る。

「ゾクゾクするねぇ」というシキのセリフにちなみ、たびたび「ゾクゾク」という言葉を盛り込んではツッコミあうなど、和気あいあいとしたカンパニーの雰囲気を覗かせるキャストたち。吉岡は「オラオラ系やら、チョウチョチョウチョ言ってるやつやら、気持ち悪いやつやら、いろんなキャラが出てくるので。ましてやこいつなんて犬ですからね！」と横の内藤の肩を抱くと、ポメラニアンの姿を持つケルベロス・ローエン役の内藤は爆笑してしまう。吉岡は「もし成功したら続編なんて、やりたいなーなんて思いますね」と期待も口にしていた。

そして見どころについて神永は「アニメにあったシーンを実際にやってみたり、アニメになかったシーンや、オリジナルキャラもいるので、『ああここはアニメ通りだ』とか、お客さんが色々発見できる作品になっている。ぜひ目をかっぴらいて、僕らに穴が開くくらい見てもらいたい」とアピール。安川は「現実を忘れるにはピッタリの作品だと思います。アクマだし、俺は堕天使だし。「Dance with Devils」の世界に浸って帰ってもらいたいですね」と魅力を述べる。

ミュージカル版ではオリジナルキャラも登場。原作アニメで南那城メィジの声を演じていた木村昴も、オリジナルキャラのホランド役として伊崎龍次郎とのWキャストで出演する。平牧は「オリジナルキャラと絡むことで、アニメでは見れなかったレムやリンドの表情が見れたりする。リンドのアニメでは見れなかったような柔らかい顔が見れるかもしれないので、個人的にそこは見てほしいなと思います」と語っていた。

またミュージカルアニメのミュージカル化ということで、それぞれに好きなミュージカル作品を問われると、真っ先に崎山が手を挙げ、「僕は『刀剣乱舞』ですね」と即答。さらに神永が「それはもう、『テニスの王子様』ですよね」と言えば、平牧が「あれはすごく面白いって有名ですよね。ぜひ一度観に行かれては」と応じ、それぞれ過去に出演してきた作品への愛を感じさせた。そして最後に「ぜひそれぞれのキャラの口説き文句を！」とリクエストされると、床に置かれた報道陣のICレコーダーにそれぞれが甘い言葉を囁いていくという、レアな光景も見られた。

なお本編の終了後には、登場キャラクターが日替わりで登場して劇中歌を披露するミニコンサート「アクマの歌宴（うたげ）」が開催。観客はペンライトを手に、ライブを楽しめる。公演は3月13日まで。