板尾創路がタワレコ新宿店10周年野音ライブで熱唱

2008年10月20日 21:58 2 音楽ナタリー編集部

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10月19日、日比谷野外大音楽堂でタワーレコード新宿店10周年記念ライブ「TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE『MUSIC LOVES YOU!!』」が開催された。

会場では10月22日発売の「ミュージック」が先行販売された（Photo by RyoNakajima（SyncThings））。

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このライブは5公演にわたる新宿店オープン10周年記念ライブの最終日。当日は秋のひんやりとした空気が漂う会場に、数多くのタワレコユーザーが集まった。

オープニングアクトとして登場したテングインベーダーズは、スタートダッシュにふさわしいパワフルなステージを展開。続いてはこの記念ライブの「開会宣言」を務めるスペシャルゲスト、板尾創路が白のタキシード姿でステージに上がる。英語を交えた開会の挨拶だったが、マイクトラブルで声が聞こえないハプニングが発生。途中まで生声での挨拶となり、マイクが復活すると「HMVに負けるなー！」という彼らしいメッセージを送って会場を沸かせた。

この日最初のライブアクトはLOW IQ 01と恒岡章によるユニット、LOW IQ & THE BEAT BREAKER。LOW IQ 01にとってこの日は意外にも初の日比谷野音ライブとのこと。「ちょうど涼しくていい感じですね！」とさわやかな空気を楽しみながら、夕闇の中にピースフルなロックを響かせた。

続いて登場したDOPING PANDAは、最近のライブでおなじみの「無限大ダンスタイム」を中心としたセットリスト。ロックスターことYutaka Furukawa（Vo,G）は「明後日はニューシングル『majestic trancer』が出ます。ぜひ新宿店で買ってください！」と新曲のアピールも忘れない。ハイテンションなダンスナンバーを立て続けに披露し、オーディエンスを一気にヒートアップさせる。

ステージ上にZAZEN BOYSのセットが組まれた後、現れたのはなんと開会宣言を務めた板尾創路。驚く観客を前に「急遽…ではないんですけども（笑）、歌わせてもらうことになりました」と挨拶する。バイオリンとアコースティックギターの伴奏に乗せて、10月22日リリースのミニアルバム「ミュージック」から「砂渡し爺」「ホテル住まいの小学生」の2曲を披露。峯田和伸（銀杏BOYZ）が作った哀愁漂うメロディラインと、板尾が作詞した個性的すぎる歌詞のギャップで観客を笑わせた。

板尾の後、いよいよZAZEN BOYSがステージに現れる。「KIMOCHI」「COLD BEAT」といった人気ナンバーを続々と演奏し、タイトで迫力あるビートでオーディエンスを魅了する。また、ニューアルバム「ZAZEN BOYS 4」からも新曲「Honnoji」「Asobi」を披露し、さらなる高みに到達したZAZEN BOYSの強固なグルーヴを存分に響かせた。

ラストを飾るのは曽我部恵一BAND。ステージに登場した4人は円陣を組んでジャンプし、気合を入れる。1曲目の「恋人たちのロック」からテンション全開のライブを展開し、その後も「有名になりたい」「キラキラ！」など、多幸感に満ちたナンバーを次々と披露する。「テレフォン・ラブ」では「新宿のタワレコで会ったあの子に電話しようかどうしようか」という設定の語りを入れて盛り上げ、オーディエンスを大合唱に導いた。

6組による10周年のお祝いライブを締めくくったナンバーは「STARS」。曽我部は「新宿店10周年おめでとう！最後にロックンロールを！」と叫び、この日一番の盛り上がりの中で力いっぱいの熱唱を響かせた。