LUNA SEA、12年ぶり城ホール公演敢行「俺たちは無敵」

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LUNA SEAが昨日12月23日、大阪・大阪城ホールでワンマンライブ「LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」を実施した。

LUNA SEAとは?

RYUICHI(Vo)、SUGIZO(G, Violin)、INORAN(G)、J(B)、真矢(Dr)からなるロックバンド。1989年に現編成での活動を開始し、1991年にYOSHIKI(X JAPAN)主宰の「Extasy Records」から1stアルバム「LUNA SEA」をリリースする。翌1992年に2ndアルバム「IMAGE」でメジャーデビューを果たした。1994年のシングル「ROSIER」がロングヒットを記録し、東京ドームや横浜スタジアムなどでライブを行うなど日本を代表するロックバンドへと成長する。しかし2000年11月に“終幕”を発表し、同年12月26、27日に行われた東京ドーム公演をもってバンドの歴史に幕を下ろした。終幕以降も各メンバーはソロアーティストとしてのキャリアを重ね、精力的な音楽活動を展開。2007年12月24日に東京ドームで一夜限りの復活ライブを行い、このライブをきっかけに2010年8月に“REBOOT”と称して本格的な再始動を発表した。結成25周年を迎えた2014年5月29日には国立代々木競技場第一体育館でスペシャルライブ「LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE -The Unfinished MOON-」を実施。2015年6月には主催フェス「LUNATIC FEST.」を千葉・幕張メッセで行い大成功を収める。2018年6月に2回目の「LUNATIC FEST.」を開催。12月には埼玉・さいたまスーパーアリーナでメジャーデビューアルバム「IMAGE」と、メジャー第2弾にして通算3枚目のアルバム「EDEN」をフィーチャーした内容の2DAYS公演を行った。2019年5月29日に結成30周年を迎えると共に両A面シングル「宇宙の詩 ~Higher and Higher~ / 悲壮美」をリリース。

LUNA SEAが12月23日に行った大阪城ホール公演の様子。

LUNA SEAが12月23日に行った大阪城ホール公演の様子。

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RYUICHI(Vo)

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SUGIZO(G, Violin)

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INORAN(G)

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彼らが大阪城ホールでライブを行うのは2000年8月の「LUNA SEA CONCERT TOUR 2000 BRAND NEW CHAOS」以来約12年ぶり。ベートーベンのピアノソナタ「月光」が流れる中、ステージ上にメンバーが1人、また1人と登場し、RYUICHI(Vo)の「Love」という声が会場内に鳴り響くと、5人は「LOVELESS」からライブをスタートさせた。INORAN(G)による印象的なアルペジオにSUGIZO(G, Violin)がメロディアスなギターのフレーズを被せるスタイルはこのバンドならでは。そこにJ(B)と真矢(Dr)のリズム隊が加わることで、しなやかかつ重厚なサウンドが構築され、さらにRYUICHIの伸びやかな歌声が乗ると、LUNA SEAによる唯一無二の世界がその姿を現していく。

最初のMCでRYUICHIは「大阪、元気ですか! 12月23日、約12年ぶりにこの大阪城ホールに戻ってきました」と観客に挨拶。全国Zeppツアーで各地を回ってきた感想を口にしたあとに「落ち着いた、大人なLUNA SEAもいいなと思ってたけど、一度全部ぶっ壊して新しいLUNA SEAを作っていくぜ」と宣言した。そして「Jesus, Don't You Love Me?」というセリフに続いて「JESUS」の演奏を開始。SUGIZO、INORAN、Jはステージ上を縦横無尽に動き回り、四方八方の観客にその存在感をアピールした。

バンドはその後も「SLAVE」「TRUE BLUE」「SANDY TIME」といった初期~中期の楽曲を立て続けに披露。合間には先日リリースしたばかりの新曲「Rouge」も演奏し、観客は過去の楽曲同様に大歓声で盛り上がった。ライブ中盤にはSUGIZOのバイオリンを軸とした「Providence」、意外な選曲に会場からどよめきが起こった「THE SLAIN」も飛び出した。「大阪、そろそろ飛ばして行こうか! 大阪の本気を見せてくれ!」というRYUICHIの叫び声に続いて演奏された新曲「The End of the Dream」では、観客の熱気が一気にヒートアップ。Jのベースソロを経て、1stアルバム「LUNA SEA」の収録曲「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」になだれ込むと、ここからライブはノンストップで進行していく。「TIME IS DEAD」「ROSIER」といった定番曲で会場の熱狂が沸点に達したあと、「TONIGHT」でライブ本編は一旦終了。LUNA SEAの5人は満足げな表情を見せながらステージを降りた。

アンコールを待つ間、観客は「きよしこの夜」を合唱し、歌声に導かれて登場したRYUICHIは「大阪、お前ら本当に最高だぜ」とうれしそうに語る。続けて「LUNA SEAの第2章がやっと始まった、そんな気がしています。終幕前とは時代が本当に変わって、メジャーシーンに俺たちのようなバンドが見当たらなくなってしまった。でもLUNA SEAのための椅子が1つ残ってるじゃんと。バンドに上とか下とかないと思うけど、俺たちは本当に無敵だと思うんで。そしてLUNA SEAのファンも無敵だと思ってます」と力強く宣言。そして「大阪のファンのみんなに次の曲をプレゼントします」と伝えると、クリスマスの定番曲「White Christmas」をワンコーラスのみ演奏し始めた。このうれしいサプライズに観客は大興奮。RYUICHIの「メリークリスマス!」というメッセージから、バンドはそのまま名バラード「I for you」を演奏した。

「I for you」で会場が一度クールダウンしたあとは、再び高速ナンバー「PRECIOUS...」でヒートアップ。そしてラストナンバー「WISH」では客席頭上を銀テープが飛び交い、大盛り上がりのうちにライブは終了した。2時間にわたるステージを終えると、RYUICHIは「LUNA SEAはまだ歩き始めたばかりのバンドだと思っているので、新しい作品の誕生を楽しみに待っていてください」とファンにメッセージを送りステージをあとにした。

「LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」大阪城ホール セットリスト

SE. 月光
01. LOVELESS
02. Dejavu
03. JESUS
04. SLAVE
05. TRUE BLUE
06. Rouge
07. SANDY TIME
08. Providence
09. THE SLAIN
10. The End of the Dream
11. Bass Solo
12. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー [feat. Drum Solo]
13. TIME IS DEAD
14. ROSIER
15. TONIGHT
<アンコール>
16. White Christmas
17. I for you
18. PRECIOUS...
19. WISH

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読者の反応

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イッシー @isi_nanaslave

前回の城ホールではTHE SLAINとかいう超レア曲やってるので今回も期待してる(°▽°)
http://t.co/2me6I5hBcd

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