DIR EN GREY新機軸を提示したコアファン熱狂の一夜

2011年11月14日 17:54 177 2 音楽ナタリー編集部

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11月11日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてDIR EN GREYが、「TOUR2011 AGE QUOD AGIS "Ratio ducat, non fortuna"」と銘打った特別ライブを実施した。

何度も「いけるか!?」と叫び、観客とコミュニケーションする仕草をみせた京。（撮影：尾形隆夫）

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「TOUR2011 AGE QUOD AGIS "Ratio ducat, non fortuna"」の様子。（撮影：尾形隆夫）

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11月7日・8日の東京・新木場STUDIO COAST公演をもって、国内ツアー「TOUR2011 AGE QUOD AGIS」を締めくくった彼ら。その直後に行われたこのTOKYO DOME CITY HALL公演は、最新アルバム「DUM SPIRO SPERO」初回限定盤を購入したコアファンを対象としたライブで、ツアーとはひと味異なる演出が加えられていた。

セットリストはツアー同様「DUM SPIRO SPERO」を中心に組まれたが、ほぼ全曲にシンセサイザーのアレンジを加え、この日限定のシンフォニックなライブを展開。また、新木場STUDIO COAST公演でも使用された2枚の巨大なLEDスクリーンも駆使され、壮絶なサウンドスケープと映像のコラボレーションがオーディエンスを圧倒した。

アンコールではフロントの4人がステージを暴れ回り、本編以上にテンションの高いパフォーマンスを披露。Toshiya（B）とDie（G）が背中合わせになってプレイした「HYDRA -666-」、ステージ前方で京（Vo）がToshiyaにマイクを向けコーラスを歌わせた「RED SOIL」など、狂騒に拍車をかけるハイライトシーンが続出する。

ライブもいよいよクライマックスという頃に京がふと表情を緩め、「今日、ちょっとだけおもろいわ。ちょっとだけな。最高の夜にしようか？」と笑顔で観客に語りかける。そして5人は最後の力を振り絞るように「羅刹国」を届けると、「楽しかった。大阪城で！」とファンと再会を約束してステージをあとにした。

2011年11月11日（金）東京都 TOKYO DOME CITY HALL
DIR EN GREY「TOUR2011 AGE QUOD AGIS "Ratio ducat, non fortuna"」セットリスト

01. AMON
02. LOTUS
03. OBSCURE
04. 流転の塔
05. 暁
06. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
07. 滴る朦朧
08. THE BLOSSOMING BEELZEBUB
09. mazohyst of decadence
10. 蜜と唾
11. 欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
12. DIFFERENT SENSE
13. 獣慾
14. DECAYED CROW
＜アンコール＞
15. HYDRA -666-
16. RED SOIL
17. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
18. 冷血なりせば
19. 残
20. 羅刹国