ゆず、激戦突破のファン80人を前に新曲秘蔵トーク展開

本日8月17日、ゆずが配信限定シングル「LOVE & PEACH」のリリースを記念したトークイベントを都内にて開催した。

「LOVE & PEACH」はフジテレビ主催のイベント「お台場合衆国2011」のテーマソングとして書き下ろされたナンバー。今回のイベントには、レコチョクで着うたフルとビデオクリップをダウンロードした人の中から抽選で40組80名が招待された。応募総数は約1万件を超え、激戦を勝ち抜いたゆずっこたちは小規模な会場での貴重なひとときを楽しんだ。

ステージに登場した北川悠仁と岩沢厚治は、ファンとの距離に「近いねー！」と驚きつつ、新曲についてのトークを展開。北川は「春のツアーの間に曲の断片は作っていたんですけど、東日本大震災があってツアーの内容も変化して、いろいろな人の気持ちも動いてる中で、書いても当たり障りのない曲ばかりになってしまって。そんなときにフジテレビさんから『お台場合衆国』のお話をいただいて、これをきっかけに『今は日本中がいろいろなものを控えてる状況だけど、何もかも忘れて楽しめる曲を作ろう』と考えるようになったんです」と、「LOVE & PEACH」を生み出すまでの心境を語った。

また、岩沢はテンポのよいアッパーチューンを歌った感想を「とにかく歌詞が多くて、歌詞カードがビッシリで（笑）。曲の全貌をつかむのが大変でした」と明かす。さらに曲中に登場する掛け声を事務所のスタッフが担当していたことを語り、「うちの事務所の人たちは結構こういうときに駆り出されるんです（笑）。北川さんから『もっと元気な声が欲しいんだ！』とか命令されてました」とレコーディング時のエピソードを話した。

曲に関するトークに続いて2人は「LOVE & PEACH」のビデオクリップ撮影時の様子を、当日のオフショットとともに振り返った。このビデオクリップはオフィシャルサイトで募集したファンをエキストラに迎え、千葉県・御宿海岸で撮影を実施。参加したファンは全員水着姿で、ラッキィ池田が手がけた振り付けを元気に踊った。このコミカルな振り付けや2人の衣装の秘密、当日の苦労話などが2人から明かされると、観客からは笑い声が起こった。

後半ではビデオクリップに関するクイズ大会を展開。映像に登場するアイテムや人物などについてのクイズにゆずっこたちは次々と正解し、最終問題でも当初の予定を上回る人数が勝ち残る事態に。最後は北川と岩沢を加えてのジャンケン大会となり、勝者5人にゆずの2人からサイン入り「LOVE & PEACH」うちわがプレゼントされた。

イベントのラストにはアコースティックミニライブも披露された。2人は「伊勢崎町で歌ってた頃はこのぐらいの距離感でしたね」と、結成当初の路上ライブを懐かしみながら「センチメンタル」を熱唱。シンプルかつ力強い演奏で80人を魅了した後は、北川がタンバリンを握り「夏色」へ。この日はレコチョクユーザー限定ライブということで、イントロの掛け声は「『1、2、1、2、3、レコチョク！』でお願いします（笑）」と北川から指示が出る。ゆずっこたちの息もぴったり合った掛け声と手拍子でライブは大盛り上がりとなり、最後はゆずを加えた全員の記念撮影で締めくくられた。