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是枝裕和監督映画「三度目の殺人」テーマをBO NINGENとSILENT POETSがリミックス

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現在公開中の是枝裕和監督、福山雅治主演映画「三度目の殺人」のメインテーマを、BO NINGENのTaigen KawabeとSILENT POETSがリミックス。この音源が本日10月18日に配信リリースされた。

この映画の音楽を手掛けたのは、イタリア出身のポストクラシカル系作曲家の巨匠、ルドヴィコ・エイナウディ。メインテーマはピアノとチェロによるインスト曲で、映画のエンドロールで流れている。

エイナウディはこれまでも自身の作品で、ポストロックのMogwaiや、ダブステップのStarkey、イタロディスコのDJ Tennisといったアーティストらによるリミックスを制作してきたが、今回は日本映画の音楽ということでリミックスは日本人アーティストに依頼。

もともとエイナウディや是枝監督の作品のファンだったというSILENT POETSは、12年ぶりの新作アルバムの制作やフジロック出演の合間を縫ってリミックスを制作し、バレアリックなダブハウスに仕上げた。またTaigen Kawabeは、原曲を大胆に再構築してエレクトロニカに変貌させている。

Taiwan Kawabe(BO NINGEN)コメント

今回のルドヴィコ・エイナウディ氏の楽曲はピアノとチェロという二つの楽器だけで成りたつインスト曲のため、原曲の繊細で美しい主旋律とフロウを壊さずに、どこまで自分の音要素を含ませることができるのか、自分のRemix Worksの中でも過去一番の挑戦となりました。
原曲の聴き込みはもちろんのこと「3度目の殺人」の予告編を観てイメージを固めつつ、原曲からピアノの旋律を解体 / 再構築。それらをレイヤーしたものを核に、チェロはピアノを包み込むように、サンプリングしたものをコードとして演奏しました。自分のREMIXに際しての音要素としては日本で録音した環境音、自分の声、Bo Ningenのライブ録音から引っ張ってきたギター/バスドラの音などを使用しています。Beat / BassはJuke / Footworkと日本のお祭り的な土着的リズムを意識して組んだ、自己解釈キマイラです。
イタリアの作曲家の楽曲でありながら日本の映画のメインテーマということで、“外国から見た / 聴いた日本(又は日本の映画)”というものをイメージしています。原曲の音風景とはまた違った哀愁と力強さの共存、夕方に鳴るチャイムのような懐かしい音風景を感じて頂けたら幸いです。

SILENT POETS コメント

もともとこのリミックスのオファーをいただく前からルドヴィコ・エイナウディ、是枝監督、両者の大ファンでしたので、とても光栄で嬉しく思いました。リスペクトを込めて、あえて原曲のイメージと全然違う雰囲気に挑戦してみました。

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