チャラン・ポ・ランタン、幻想的な世界作り上げた「姉妹劇場」大団円

チャラン・ポ・ランタンの全国ツアー「唄とアコーディオンの姉妹劇場2017」最終公演が、7月10日に大阪・大阪市中央公会堂にて開催された。

2018年に竣工100年を迎える大阪市中央公会堂のステージには演劇が始まるかのような赤い緞帳がセッティングされており、早くもチャランポ独自の世界観を作り出している。そんな空間で2人はヒット曲「進め、たまに逃げても」でライブをスタート。明るいアッパーチューンでひとしきりオーディエンスを盛り上げた後、「サイテーな女」ではもも（Vo）が観客と掛け合いを楽しみながら楽曲の展開に巻き込んでいく寸劇を披露して会場を沸かせた。

このツアーではラジオDJふうの2人がファンから寄せられた悩みをもとにカバー曲を披露する「ミュージックサプリ」のコーナーも展開。この日は「休日に起きてからビールを飲むことしかやることがない」というお悩みに対し「あなたの休日はそのまま夕方になり、紅に染まる……」とX JAPANの「紅」を熱唱した。またチャランポが勝手に作ったCMソングを立て続けに歌唱。すでに完成していた「柿の種」「ブラックサンダー」「崎陽軒のシュウマイ」のほか、新曲の「カルピス」「KINCHO 蚊取り線香」をパフォーマンスし、観客の笑いを誘った。

2人が着用していたモザイク柄のスカートがステージライトへと変化を遂げると、ステージは一気に幻想的なムードに。Mr.Childrenがアレンジおよびコーラスで参加している「かなしみ」をチャランポバージョンで歌い上げると、会場は大きな拍手に包まれた。

アンコールでは今年11月から2018年1月にかけて全27公演行われるバンドツアーを発表。さらに未発表の新曲「ダンス・ダンス」を届けてツアーの幕を下ろした。