チームしゃちほこが8月31日に東京・日本武道館にて、ワンマンライブ「しゃちサマ2016 真夏のPOWER BALL」を開催した。
彼女たちは結成5年目を「VICTORY YEAR」と銘打ち、全5公演で5万人を動員するライブ企画「VICTORY YEAR ROAD to 笠寺」を実施中。「しゃちサマ2016 真夏のPOWER BALL」はその3公演目にあたる。彼女たちが日本武道館で単独公演を行うのは2回目。2014年に行われた「しゃちサマ2014~神々の祭り~」とは異なり、今回は360°を開放したセンターステージでのパフォーマンスが展開された。
アリーナをぐるりと囲む360°スクリーンに舞台裏で円陣を組むチームしゃちほこの姿が映ると、客席が一気に熱を帯びる。大歓声を受けてステージに登場した彼女たちは、イベントタイトルのもととなった楽曲「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」で勢いよくライブをスタートさせた。炎が吹き上がり、レーザーが飛び交う中、メンバーとオーディエンスはヘッドバンギングを繰り出す。この1曲が終わると、スクリーンには竹内力扮する釈迦内力が。彼が「VICTORY YEAR ROAD to 笠寺」の3公演目の幕開けを告げると、彼女たちは「Shanga Lang」を初披露した。
しまじろうとのコラボ曲「じりじり夏活委員会」ではしまじろうが応援に駆け付け、キュートなダンスでステージを盛り上げる。咲良菜緒のソロ曲「ベイビーミソカツ」には作曲者の奥脇達也(
アンコールでは紙吹雪が舞う中、新曲「パレードは夜空を翔ける」がお披露目された。華やかなファンファーレが印象的なこの楽曲は、これから先も続いていく「VICTORY YEAR」の道のりをパレードに見立てたナンバーで、彼女たちの美しいアンサンブルが観客の胸を打った。「やっとしゃべりまーす!」と始まったこの日最初のMCで5人は、絶えず声援を送り続けてくれたオーディエンスに「ありがとうって言いたくてしょうがなかった」と弾けんばかりの笑顔を見せる。そして順番に今日の感想を語り、大黒は「このライブはしゃちのこれからがどうなるかが決まる大事なライブだと思っていて。みんなが集まってくれて、天気にも恵まれて、これからも輝いていけそうだって、がんばっていけそうだって思いました」、伊藤千由李は「これからもしゃちほこのライブの楽しさを味わってもらいたい。横アリも絶対楽しいライブにするから、楽しみにしててね」、坂本は「また武道館でやりたいってずっと思っていたから、今日のライブは特別なライブ。JK最後の夏休みにいい思い出が作れました」とコメント。咲良は「私まだ18歳で社会のこととかあんまり知らないんだけど、月末って忙しいんでしょ? 『桃鉄』でやったんだけど、“決算”とかあるんでしょ? そんな大事なときに来ていただいてありがとうございます!」と会場を笑わせ、センターステージでやりたかったというウェーブを行うことを提案する。各メンバーはステージをぐるりと走り、それに合わせて観客はウェーブを繰り出す。大黒は活動休止中の安藤ゆずの分も回り、その際には会場がペンライトでピンク一色に染まっていた。
ウェーブが終わり、秋本は「私たちは今、4歳ってことでしょ? アイドル年齢で言うと24歳くらい? なかなか来ましたねえ。私たちがここまでやって来れたのはファン、そしてスタッフの皆さんの支えがあったからです」と感謝。続けて「今回のリハで、改めて『私たちって心底負けず嫌いなんだな』って思いました。店長(長谷川マネージャー)含めてです。絶対に負けたくない、そういう気持ちで今日に挑みました。支えてくれるファンの人たちにもっと恩返ししたい! だからこんなところで立ち止まってる場合じゃないの。前に進みたい! これからも楽しさを上昇させていくのでぜひ……」と話すと、それを受けた咲良が「私、『楽しさ栄誉賞』みたいなのが欲しいんだよね。『一番楽しいライブをやった』みたいな。だから私たちは一番楽しいライブをやるアイドルになろう!」と意気込む。そして最後に秋本は「私たちにこれからもついてきてね。絶対にもっともっと楽しいライブをするからね!」と宣言した。
その後、あふれんばかりの感謝の気持ちをファンに伝えるべく、チームしゃちほこは「ワタシノユウキ」を熱唱。タオルを振り回す「JOINT」ではしゃぎ倒してアンコールは終わる予定だったが、急遽メンバーからのサプライズでもう1曲披露されることに。咲良は「今日は本当に私たちにとって本当に大事なライブなの。しゃちほこの活動の中で一番大事かもしれない。どうしてもみんなに聴かせたい歌があったの。これ、本当に勝手にやってるから音が出ないかもしれない。でもそれはそのときに考えるから。私たちにとってこの武道館がどれだけ大切なのか、それを大人の力を使わずに、メンバーだけで伝えたかった。だからこのサプライズがあったことは忘れないで」と話し、アカペラで「colors」を歌い始める。メンバーがそれぞれのパートを回しきったところで音響スタッフの準備が整い無事にオケが流れ出すと、5人とオーディエンスは歓喜。この日一番の大歓声を受けたチームしゃちほこは、涙ぐみながら「colors」を歌い切り、肩を抱き合った。
チームしゃちほこは「超好き! 大好き!」とファンへ感謝し、フラッグを手にした秋本を先頭に、レッドカーペットが引かれた花道を歩いて退場。熱狂と感動に包まれた、キャリア2度目の日本武道館公演はこれにて幕引きとなった。なおこの日披露された「パレードは夜空を翔ける」のライブの模様は現在YouTubeにて公開されている。
チームしゃちほこは11月13日に神奈川・横浜アリーナにて、「5年目5公演5万人」の4公演目を実施。また9月10日からは長崎、福岡、北海道、宮城、大阪のライブハウスを回るツアー「LIVE HOUSE TOUR 2016 ~紅葉しに行こうYO!行脚だぎゃぁ~」を行う。
チームしゃちほこ「しゃちサマ2016 真夏のPOWER BALL」
2016年8月31日 日本武道館 セットリスト
00. 出囃子
01. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
02. Shanga Lang
03. ケモノノハナミチ
04. じりじり夏活委員会 with しまじろう
05. 抱きしめてアンセム
06. ベイビーミソカツ with 奥脇達也(
07. 泣いてなんかいないよ / 伊藤千由李
08. RADIO CBC / 大黒柚姫&坂本遥奈
09. 翼を授けてグローリア / 秋本帆華&咲良菜緒
10. 明け星
11. 小さな夜のうた / 坂本遥奈
12. 眠れないナイNIGHT!
13. SPACEひつまぶし supported by
14. 首都移転計画
15. J.A.N.A.I.C.A.
16. Wow Oh! Oh!
17. OEOEO
18. 天才バカボン
19. ザ・スターダストボウリング
20. そこそこプレミアム
21. エンジョイ人生
22. 乙女受験戦争
23. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
<アンコール>
24. パレードは夜空を翔ける
25. ワタシノユウキ
26. JOINT
27. colors
LIVE HOUSE TOUR 2016 ~紅葉しに行こうYO!行脚だぎゃぁ~
2016年9月10日(土)長崎県 DRUM Be-7
2016年9月11日(日)福岡県 DRUM LOGOS
2016年9月24日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
2016年10月5日(水)宮城県 Rensa
2016年10月28日(金)大阪府 なんばHatch
チームしゃちほこ 横浜アリーナ公演(タイトル未定)
2016年11月13日(日)神奈川県 横浜アリーナ
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リンク
- チームしゃちほこ オフィシャルサイト | スターダスト芸能3部名古屋発ユニット
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ぺろ太郎 @ken19770626
https://t.co/Bz9yRGb59t #TEAMSHACHI #8月31日