女子流彩乃の挑戦「小西の音楽祭」スタート

東京女子流の小西彩乃による新企画「東京女子流 小西の音楽祭 Konishi's Music Festival」の第1回が、昨日10月7日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて開催された。

昨年10月のオープン以来、アイドルを中心としたさまざまなアーティストが連日定期公演やスペシャルライブを行っているAKIBAカルチャーズ劇場。隔週火曜の定期企画として新たにスタートした「小西の音楽祭」は小西が毎回ゲストを招いて行うソロ公演で、記念すべき初公演には同じ東京女子流から山邊未夢がソロシンガーとして登場した。

開演時刻になると、シックなファッションに身を包んだ小西がボサノヴァのリズムに乗せて登場。1曲目に選ばれたのは小西のソロ楽曲としてカバーコンピレーション「東京女子カフェ #1 a-bossa」に収録されていたm.c.A・Tのカバー「Bomb A Head!」だ。小西はほかのメンバー4人がいない1人のステージに若干緊張の面持ちを見せつつも、大人びた歌声で観客を魅了する。続けて歌われたのはアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のオープニングテーマとしてヒットしたClariSの楽曲「コネクト」。その後のMCによると、彼女はこの「小西の音楽祭」で、アニメソングの名曲をはじめ、これまで観客を前に歌ったことがないカバー曲に積極的に挑戦していくという。

1人だけのMCにもとまどい気味な小西だったが、大好きなaikoのカバー「二人」では広いステージを移動しながら元気な歌声を響かせる。さらに東京女子流のシングル「十字架 ～映画『学校の怪談 -呪いの言霊-』Ver.～」のカップリングに小西ソロ曲として収められていた島みやえい子のカバー「ひぐらしのなく頃に」、fazerockとのコラボナンバー「Spica feat.小西彩乃 & 生活必需品」を歌い上げ、最後はマネージャーの推薦でセレクトしたという林原めぐみのカバー「Over soul」で締めくくり、「ライブはこれからも続くので、どんどん成長する自分が見せられるようにがんばります」と「小西の音楽祭」への情熱を語った。

そして小西はゲストの山邊を呼び込むと、安堵の表情で山邊と抱擁。山邊も「私も緊張してるよ。緊張しすぎて“1”しか見えない」と客席を見ずに足下の立ち位置が書かれた「1」の番号を見つめるほどの緊張具合ながら、1人で大原櫻子の「ちっぽけな愛のうた」とgirl next door「Seeds of dream」のカバーを熱唱した。さらに山邊は、オリジナルのソロナンバー「Share Heart」を初披露。この楽曲の詳細は、10月13日に東京・赤坂BLITZで開催される東京女子流のマンスリー公演第4弾「東京女子流 TGS Discography in October（4th Album「Killing Me Softly」より）」「東京女子流 HARDBOILED NIGHT 第4夜『Farewell , My Lovely さらば愛しき女よ』」のステージ上で発表するとのことなのでお楽しみに。

山邊のステージが終わると、小西と山邊は最後に2人でHYの「会いたい」をデュエットした。2声のハーモニーに挑戦するも満足の出来に至らなかった2人は「ホントごめん！」「すまんでござる」「もう1回歌っちゃだめかな？」と再挑戦を要求。しかし時間の都合で再挑戦は叶わず、2人はサビのみをアカペラで歌うことに。見事にハモりを重ねると、客席からは拍手と歓声が巻き起こった。小西は改めて「この企画は私がいただいたチャンスだと思うので、もっともっとレベルアップしていきます！」と次回以降への意気込みを語り、ステージを締めくくった。

なお次回10月21日開催の「小西の音楽祭」第2回公演には再び東京女子流から、今度は新井ひとみがゲストで登場する。