寺岡呼人、桜井和寿＆JENら迎え4年ぶりソロ作

寺岡呼人のおよそ4年ぶりとなるソロアルバム「Baton」が、タワーレコードのレーベルTOWER RECORDSより9月23日にリリースされることが決定した。

アルバム表題曲にあたる「バトン」はMr.Childrenの桜井和寿が作詞、鈴木英哉がドラムで参加した楽曲で、昨年11月に東京・日本武道館で行われた寺岡主催のライブイベント「Golden Circle Vol.18」で披露され話題となった。今年4月より配信および会場限定シングルとしてリリースされた、寺岡自身にとっても思い入れの強い楽曲だ。アルバムにはこのほか、ファンへの感謝の思いがつづられた「ご贔屓に」や、今春実施されたツアーのタイトルにも採用された楽曲「BLOOD, SWEAT＆LOVE」など合計11曲が収められる。

寺岡がアルバムの制作にあたり、これまで音楽活動を通じて出会ってきたアーティストたちに協力を呼びかけたところ、Mr.Children鈴木をはじめ佐藤竹善（SING LIKE TALKING）、多保孝一、森俊行、C.C KING、八木のぶお、松原正樹、鈴木“Daichi”秀行ら豪華メンバーが大集合。前作「独立猿人」から参加している作詞家の山田ひろしはボーカルディレクションも担当した。

アルバムリリースに伴い、年内にはリリースツアーの開催も決定。バンド公演と弾き語りツアー「徒然道草～第十幕～」の2本立てで行われる予定だ。

寺岡呼人「Baton」収録曲

01. 流星
［作詞：寺岡呼人、山田ひろし / 作・編曲：寺岡呼人］
02. BLOOD, SWEAT&LOVE
［作詞：寺岡呼人、山田ひろし / 作・編曲：寺岡呼人］
03. バックミラー
［作詞・作曲・編曲：寺岡呼人］
04. バトン
［作詞：寺岡呼人、桜井和寿 / 作・編曲：寺岡呼人］
05. Departure
［作詞：山田ひろし / 作曲：佐藤竹善 / 編曲：寺岡呼人、森俊行］
06. Japan As No.1
［作詞：山田ひろし / 作・編曲：多保孝一］
07. 青山通り
［作詞・作曲：寺岡呼人 / 編曲：寺岡呼人、鈴木“Daichi”秀行］
08. Gear～歯車～
［作詞：寺岡呼人、山田ひろし / 作曲：寺岡呼人 / 編曲：寺岡呼人、PABLO］
09. 天職
［作詞・作曲・編曲：寺岡呼人］
10. スマイル
［作詞・作曲・編曲：寺岡呼人］
11. ご贔屓に
［作詞・作曲・編曲：寺岡呼人］

アルバム「Baton」について 寺岡呼人コメント

「LIVE」という言葉が好きだ。
“生きてる”と実感させてくれる瞬間になるべく浸りたいし、
そういうものを見たり、聴いたりする事も、強く欲するようになった。
“生きてる”と実感させてくれる事が創作の基準になってるのかもしれない。

そういう意味で、ここ数年書く曲も「“生きてる”と実感させてくれる」ものが増えてきた気がする。

自分の「今」を切り取る。
それこそが「作品」だと思うし、「ロック」だと思う。
ムードやスタイルではなく、なるべく素直にミーハーに、
やりたい事を即実行に移せる間は創造力があると最近は特に思う。

そして最近は常々「シンガーソングライターという言葉が嫌」と公言していて（笑）、
ミュージシャンもスタッフも「シンガーソングライター」という言葉に流され、歌詞などをなおざりにしてる気がする。
だから、もっと色んな人と一緒に作ればいいと、、、。
それには僕も実践しないと、と思い、今回は素晴らしい人達に楽曲も提供してもらった。
佐藤竹善さん、そして多保孝一さん。
そして、前作から縁で作詞家の山田ひろしさんには歌詞を全面的に手伝って頂き、ボーカルディレクションまでお願いした。
この出会いも「“生きてる”と実感させてくれる」からこその縁だと思っている。

久々のニューアルバムだけど、ゴールデンサークルで生まれた「バトン」「ご贔屓に」を含め、
寺岡呼人の「今」を実感してもらえる傑作が生まれたと思う。

寺岡呼人