ライブは名曲「しらないまち」からスタート。イントロが鳴り響いた瞬間、オーディエンスからは歓声が上がり、会場はHINTOの生み出す独特の空気感で満たされていく。続けて「おまけにアンドロイド」が演奏され、菱谷“ビッツ”昌弘(Dr)の打ち鳴らすビートと、安部光広(B)の存在感あるベースライン、伊東真一(G)の奏でる憂いを帯びたギターサウンドがライブハウスを一気に熱狂のダンスフロアへと変貌させた。
その後「トウキョーカミカクシ」「びいち」「バイトさん」が立て続けに投下され、メンバーと観客の一体感がどんどん高まっていく。「アウン」でノスタルジックなムードに包まれたあと、切なさと気だるさが入り混じった雰囲気を保ったままメンバーは「マドロミオ」「ひまわりばたけ」を観客に届けた。
ライブの後半にHINTOは未発表の新曲「マジックタイム」や新曲「アットホームダンサー」などを惜しみなく披露。さらにライブタイトルにもなった「飛べ飛べ, We Can Fly」という歌詞が印象的な新曲「それってディスティニー」では安部コウセイ(Vo, G)がハンドマイクでオーディエンスの目の前に立って熱唱し、フロアの人々を踊らせる。ラストはメンバー一体となって「メガネがない」や「スクールホウス」を演奏し、大盛り上がりの中で本編の幕を下ろした。
アンコールで安部コウセイは「HINTOってぶっちゃけあんまり売れてないけど、このタイミングのワンマンに来てくれる人たちを裏切りたくないと思うようになった」とはにかみながら語った。そして最後は「バブルなラブ」で熱狂のステージが締めくくられた。
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音楽ナタリー @natalie_mu
HINTOワンマン「飛べ飛べ, We Can Fly」でクアトロ熱狂 http://t.co/HOwe81uhl2