「破門」佐々木蔵之介と横山裕が通天閣に登場、パレードでファン500人と交流

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の公開直前イベントが1月20日に大阪・通天閣で行われた。

佐々木蔵之介演じる映画製作費を持ち逃げされたヤクザと、関ジャニ∞の横山裕扮するぐうたらな建設コンサルタントが、資金回収に奔走する姿をコミカルに描く本作。共演には北川景子、矢本悠馬、橋本マナミ、國村隼、橋爪功らが名を連ねている。

会見には佐々木、横山、監督の小林聖太郎が出席。佐々木は「監督はじめ関西の人間で作りました。べったべたな作品ではなく、ドライでかっこいい。そして笑える映画です」と自信をのぞかせる。横山は「この映画に出演させていただいて、関西弁のポテンシャルやパワーをすごく感じました。改めて、僕は大阪人でよかったと思いました」とコメントし、「この映画を観た方に『すごく役に合ってるよね』と言われるんですが、どうも腑に落ちない感じがして……でもそれだけ映画に馴染めているのかなと思い前向きに考えてます」と楽しげに語った。

ステージ上には足をなでると恵みがあるとされる“ビリケンさん”が設置され、極端にへこんだ足を見た佐々木は驚きの表情を浮かべる。横山が「みんな何かにすがりたいんですね（笑）」と話すと、佐々木は「今日は触るだけでなくビリケンさんに頬ずりしようと思ってましたが、こんだけえぐれてたらできないですね。みんないろんなことを頼んではんねんな」としみじみ述べた。

イベントでは、同作の主題歌である関ジャニ∞の「なぐりガキBEAT」が流れる中、BMWに乗った佐々木と横山によるパレードも実施。本通り商店街に集まった約500人の大きな歓声を浴びながら、2人はファンとの交流を楽しんだ。

その後、大阪・大阪ステーションシティシネマにて行われた舞台挨拶には濱田崇裕（ジャニーズWEST）と原作者の黒川博行も登場。濱田は「今回映画に初出演させていただきました。出る前は緊張してなかったんですけど、いざ人の前に出るとすごい汗が……」と会場の笑いを誘う。また黒川が「自分の作品が映画になるってうれしいんです。おまけにできた映画が面白いときたら言うことないですよ。原作はどうってこともないんですけど」と謙虚に述べると、佐々木と横山が「直木賞受賞作じゃないですか！」とツッコむなど、テンポのいいやり取りが繰り広げられた。

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」は1月28日より全国ロードショー。

※濱田崇裕の濱は異体字が正式表記