深田晃司と山戸結希が溝口健二&増村保造の魅力語る

3

101

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 25 39
  • 37 シェア

深田晃司山戸結希によるトークショーが本日12月24日に東京・角川シネマ新宿で行われた。

左から山戸結希、深田晃司。

左から山戸結希、深田晃司。

大きなサイズで見る(全2件)

「溝口健二&増村保造映画祭 変貌する女たち」ポスタービジュアル

「溝口健二&増村保造映画祭 変貌する女たち」ポスタービジュアル[拡大]

このイベントは、昨日12月23日より同劇場にて「溝口健二増村保造映画祭 変貌する女たち」が開催されていることを記念したもの。1月26日まで実施される本特集では、「山椒大夫」「西鶴一代女」といった溝口健二の監督作が14本、「妻は告白する」「赤い天使」など増村保造の監督作が28本スクリーンにかけられる。

今回の特集上映に観客として駆け付けるほど溝口と増村のファンであるという2人。山戸は自身の監督作「溺れるナイフ」を撮る前に、増村が手がけた「濡れた二人」を観ていたことを明かし「小松菜奈さんも若尾文子さんに重ねられているとはきっと思っていないですね」と無邪気に話す。そして「来年の目標はこの特集を全部観ることです」と笑顔で述べた。

一方、深田は「増村監督の『氾濫』や『巨人と玩具』のようなガチンコな社会派ドラマは、監督のエネルギッシュな演出や作風がマッチして中毒性がありますね」としみじみ述べる。また、溝口の作品については「一番最初に観た『残菊物語』は感情に対する距離感の取り方の完成度が高く、溝口作品の中で一番美しいと思います」と述懐し、「映画の現代性は必ずしも製作年度とは関係ないというのが恐ろしいところで、現代に作られていても古臭い映画は山ほどある。溝口監督の『赤線地帯』は今の日本映画より現代的だと思います」と自らの考えを語った。

なお現在、山戸の監督作「溺れるナイフ」と深田の監督作「淵に立つ」が公開中。

この記事の画像(全2件)

溝口健二&増村保造映画祭 変貌する女たち

開催中~2017年1月26日(木)東京都 角川シネマ新宿ほか
料金:一般 1600円 / シニア 1100円 / 学生 1000円
※親子で来場すると親子割で1人1000円
<上映作品>
山椒大夫
西鶴一代女
「雨月物語」
「近松物語」
赤線地帯
「刺青」
「痴人の愛」
妻は告白する
赤い天使
「清作の妻」
「祇園囃子」ほか

全文を表示
(c)KADOKAWA

読者の反応

  • 3

SHO @SHOKO3490

深田晃司と山戸結希が溝口健二&増村保造の魅力語る - 映画ナタリー https://t.co/zv32PItfD8

コメントを読む(3件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 巨人と玩具 / 西鶴一代女 / 山椒大夫 / 赤い天使 / 赤線地帯 / 妻は告白する / 残菊物語(1939年) / 濡れた二人 / 氾濫 / 淵に立つ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。