「ミュージアム」主題歌はONE OK ROCKの新曲、大友啓史「彼らしかいない」

小栗旬が主演、大友啓史が監督を務める「ミュージアム」の主題歌が、ロックバンド・ONE OK ROCKの新曲「Taking Off」に決定した。

本作は“殺人アーティスト・カエル男”が引き起こす連続猟奇殺人事件を追う刑事・沢村久志が、捜査を進めるうちに絶望的な状況に追い込まれていくさまを描くサイコスリラー。沢村を小栗が演じ、尾野真千子、野村周平、大森南朋、松重豊がキャストに名を連ねる。

大友は、監督を務めた「るろうに剣心」3部作でも主題歌を担当したONE OK ROCKの音楽について「現代にあるもう一つのボーダー、『フィクションと現実の壁』を超えて観客の胸に突き刺さる」とコメント。「あらゆる臨界点を超えようとしているこの映画の主題歌を託せるのは、彼らしかいない」と述べている。

「ミュージアム」は11月12日より全国ロードショー。

大友啓史 コメント

僕はONE OK ROCKが好きだ。以前、彼らのドキュメンタリーフィルムを見たとき、不意に感情が溢れそうになる瞬間があった。若い才能が人種や言語、肌の色や国境を超え、あらゆるボーダーを超えて人々を魅了していく──その光景に胸を衝かれたのだ。
「るろうに剣心」三部作に引き続いて、今回も彼らに主題歌をお願いした。そして改めて、はたと気が付いた。ONE OK ROCKの音楽に潜む圧倒的なLIVE感・生の鼓動は、現代にあるもう一つのボーダー、「フィクションと現実の壁」を超えて観客の胸に突き刺さる。そう、あらゆる臨界点を超えようとしているこの映画の主題歌を託せるのは、彼らしかいないのだと。劇場の大音響の中でONE OK ROCKの「Taking Off」を体感しながら、ぜひ映画「ミュージアム」の世界を楽しんでいただければと思います。