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押井守「ガルム・ウォーズ」公開決定、鈴木敏夫や虚淵玄らが日本語版に参加

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「ガルム・ウォーズ」 (c)I.G Films

「ガルム・ウォーズ」 (c)I.G Films

押井守が監督を務め、Production I.Gとカナダの映画会社が共同製作した実写作品「ガルム・ウォーズ」の日本公開が決定。あわせて日本語版プロデューサーとしてスタジオジブリの鈴木敏夫が参加することが発表された。

2015年10月に北米で公開された本作は、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」などで海外の映画監督にも影響を与えてきた押井が、構想に15年かけ、カナダでオールロケを敢行し制作したもの。個体の記憶を脳に転写することで、幾世代も生き延びてきたクローン戦士・ガルムを軸に、抗争を続ける異なる部族の3人の戦士たちの間に生まれる奇妙な連帯と、“ガルムの真実”を探す彼らの旅路の行方を追う。全編を通してセリフは英語となっており、そのためキャストには「エイリアン2」のランス・ヘンリクセン、ドラマシリーズ「LOST」のケヴィン・デュランドら英語圏で活躍する俳優が起用された。

2004年に公開された押井の監督作「イノセンス」にもプロデューサーとして参加している鈴木は「押井守との出会いは、30年以上前に遡ります。当時から彼は、日本の映画を変えたいという夢に燃えていました。たがいに別な道を歩んできたけれど、こうしてたまに、交錯する事があります」と2人の関係に言及。また本作の日本語版プロデューサーを引き受けた理由を「押井守が日本で果たすことが叶わず、海外で撮った、15年越しの『夢』。その日本語版をどうやって作るのか? 英語版を2度3度と見ながら、台詞の内容を一切変えずに、作品の印象を一変させてみたいと考えました。それがこの仕事を引き受けた大きな理由です」と説明する。続けて「そのために必要なのは、日本的情緒を表現できる声優さんと、それを演出出来るディレクターさんでした。幸いなことに、朴ロ美(ロは王へんに路)さんという名優と、演出の打越領一さんとの出会いがあり、その目論見が実現出来ました。押井さんの大ファンである名脚本家・虚淵玄さんの協力も得て、今作品と向き合っています」と現状を明かす。

「ガルム・ウォーズ」は5月20日より全国ロードショー。なお日本語版声優には壤晴彦、星野貴紀らも名を連ねている。

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