アニメーター大塚康生のインタビュー集、鈴木敏夫や押井守の寄稿を収録した新装版刊行

書籍「大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽［新装版］」が、明日4月24日に実業之日本社より刊行される。本書は2006年に刊行された同名書籍の新装版だ。

大塚康生は「太陽の王子 ホルスの大冒険」「未来少年コナン」「ルパン三世／カリオストロの城」などで作画監督を務め、“絵を動かす”ことに徹底的にこだわり続けたアニメーター。東映動画（現・東映アニメーション）時代には、新人だった高畑勲、宮崎駿の才能をいち早く見出し、アニメーターとして支えたことで知られる。2021年3月、89歳でその生涯の幕を閉じた。

本書は映画・テレビアニメの制作秘話、高畑や宮崎との交友、制作現場の実際、アニメーションの未来まで、大塚が5年に及ぶ取材を通じて語り尽くしたロングインタビュー集。聞き手は映画研究家・森遊机が務めた。新装版では装丁や本文の文字組みを一新し、秘蔵画稿や貴重写真も新規収録。巻末には大塚と親交のあった鈴木敏夫、押井守、おおすみ正秋の特別寄稿も新たに収められた。価格は税込3300円。

※宮崎駿の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽［新装版］

実業之日本社 2025年4月24日（木）発売
価格：税込3300円

主な内容

• 新規口絵・新規各章扉
• 第1章 作画監督という仕事
• 第2章 「動かす」ということ
• 第3章 東映動画時代と「ホルスの大冒険」
• 第4章 Aプロ、コナン、テレコム
• 第5章 ルパンとの長いつきあい
• 第6章 演出家それぞれ
• 第7章 アニメーション・スタジオの実際
• 終章 アニメーションのこれから
• 特別寄稿 ほか