アニメーション映画「
本作は、はやみねかおるの小説「怪盗クイーン」シリーズをもとにしたアニメーション映画の第2弾。性別・年齢・国籍不明の怪盗クイーンが、過去に因縁のあるサッチモの挑戦状を受け、豪華客船に乗り込むさまが描かれる。主人公・怪盗クイーンに
場面カット1点目は、ジョーカーが変装した姿である“ジル”と、グーコ王国の王位第一継承者であるイルマの姿を捉えたもの。怪盗への憧れを抱くイルマと、彼女を見守るジョーカーの心の通い合いを感じさせる場面だ。劇中では、イルマとジョーカーの関係性を通して、クイーンとの“語りきれない絆”も浮かび上がる。山本は「ジョーカーを通した先にクイーンが垣間見える──そのほうがむしろ、2人の特別な関係性が強く伝わる」「ジョーカーがイルマに優しく寄り添う姿は、クイーンが普段彼に接しているそのもののようにも感じられた」と分析。さらに「今作では親子や家族のような面が強く描かれていて、クイーンはジョーカーのことがかわいくて仕方がないのだと思います。クイーンの愛情を一身に受けて育ったからこそ、ジョーカーはあんなにも心の優しい青年になった。クイーンはかなりの子育て上手ですよね」と愛ある視点で語り、「クイーンは舞台の中心に立つ“太陽”のような存在で、ジョーカーはその隣で物事を見つめる“月”のような存在。互いがいることでその魅力がさらに引き立つ」と表現している。
別カットでは、クイーンがジョーカーの子供時代の写真を手にしており、それを恥ずかしがったジョーカーが取り返そうとするユーモラスなやり取りを描写。池田は「クイーンにとってジョーカーは、信頼できる友であり、育ての親でもあり、仕事のパートナーでもある。今回は“親”としての顔が垣間見える場面がありました」と振り返る。「子供がたくましく育ってくれるのはうれしいが、少し寂しくもある。その象徴が“昔の写真”であり、ジョーカーは奪おうとしますがクイーンにとって大切な宝物です」と続け、ジョーカーを傷付けた敵に対するクイーンの怒りのシーンについては「とても人間らしく、大和さんの迫真の演技も相まってすごく爽快なシーン」とコメント。「ただ敵を倒すだけではなく、プライドを根こそぎへし折って追い込むさまは、相手が気の毒に思うほどでした。やはり、クイーンは本気で怒らせたら大変な目に合うのだろうなと(笑)。でも、おかげでとても楽しい作品となりました」と手応えをのぞかせた。
「怪盗クイーンの優雅な休暇」は5月23日に全国で公開。
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