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ディカプリオが坂本龍一とイニャリトゥを絶賛、「レヴェナント」NYプレミア

1993

「レヴェナント:蘇えりし者」ニューヨークプレミアの様子。

「レヴェナント:蘇えりし者」ニューヨークプレミアの様子。

「レヴェナント:蘇えりし者」ニューヨークプレミアが、現地時間1月6日、アメリカのAMCロウズ・リンカーンスクエアにて行われ、主演のレオナルド・ディカプリオをはじめとするキャスト陣、監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、音楽を手がけた坂本龍一らが登壇した。

アメリカ西部の荒野を舞台にした本作は、ディカプリオ扮する凄腕のハンター、ヒュー・グラスの姿を描くスリラー。クマにのどを裂かれ瀕死の重傷を負った彼が、自分を置き去りにした狩猟仲間への復讐に身を投じていくさまを追う。出演者にはトム・ハーディ、ドーナル・グリーソンらが名を連ねる。

2013年の俳優休業宣言を覆し出演を快諾したディカプリオは、会場のレッドカーペットで「脚本の素晴らしさに魅了された。絶体絶命の状況で発揮される人間の不屈の精神や、生への執念の根源を描いている」とその理由を説明。「監督はドキュメンタリーのように、異次元の世界や大自然を限りなく追求していた。彼がリアリティにこだわり抜いたからこそ役者として、最高の環境で仕事ができた。本物の大自然の中で集中して演技に臨んだんだ」と回想した。

前作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が第87回アカデミー賞にて作品賞など4部門に輝いたイニャリトゥは「この映画のテーマは“よみがえる”ということだ。誰にでも経験があるはずだ。人生に絶望しても、人はやり直す。この作品で描くのは何度もよみがえる男の話だ」と自身が手がけた脚本に言及。続けて間や静寂を重視したことに触れ「間が重要な役割を果たすのは会話と同じ。実際の言葉より、その場の空気や間で伝わることは多いんだ」とその狙いを明かす。

坂本は「監督の要望にすべて応えられる明確なやり方……そんな手法が僕にあればいいんだけど、残念ながらこれだという正解はないので、崖を登っていくかのように監督の膨大な要求を1つひとつクリアしていきました」と、アコースティックと電子音楽を何層にも重ねたという劇伴の制作過程を振り返る。そんな坂本の音楽に対してディカプリオは「彼の音楽はこの映画にふさわしい。まさに求めていた音楽だったから強く感銘を受けたんだ」と述べ、イニャリトゥは「彼の曲には余計なものがなく、優雅で感動的だ」と賞賛を贈った。

「レヴェナント:蘇えりし者」は、4月より東京・TOHOシネマズ 日劇ほか全国でロードショー。なお現在、ニューヨークプレミアの様子を捉えた動画がYouTubeにて公開されている。

(c)2016 Twentieth Century Fox

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