映画「
公開を迎えた気持ちを聞かれた三山は「まだ涙を流している方がいて、(舞台に)出てくるのが早かったかなと思いました(笑)。でも映画を観た直後の率直な気持ちが皆さんの表情からたくさん感じられます。こんなにタイムリーにお客さんの顔を見ることはなかなかないので、しっかり拝んで帰らせていただきます」とうれしそうに述懐。久保は「いろんな感情を抱えている人が出てくる作品なので、皆さんにどう受け取っていただけるのか楽しみにしていました。こんなにたくさんの方に観ていただけて、率直にうれしいです」と客席を見つめ、ファン・チャンソンは「去年撮影しましたが、ほぼ9年ぶりの日本の作品でした」「ここに入ってきたら皆さんの目が潤んでいて、すごいなあ!と思いました」とコメントする。
20年ほど前に発表された小説を今映画化する意義を尋ねられた内田は「コロナ禍を経て、全世界の人たちが大切な人と離れてしまう経験をしました。それで、今こそこの原作を映画にすべき時がきたと思ったんです」と説明した。
続いて、役や演技について問われた三山が「良城は強迫性障害を抱えている役柄ですが、彼の病だけにフォーカスすることは違うと考えたんです。なので良城自身と向き合うことに決めました」「今作には人間が生きていく中で、それぞれに葛藤や悩みがあるというテーマがあります」と話すと、久保は「ある日を境に月菜は良城に触れられなくなり大きな壁ができます」「ただこれは月菜にとっての壁であって、家族・恋人・友達との関係性において、壁はいろんな形で存在していると思うんです。だから自分だけがしんどい、つらいという独り善がりなものにならないようにしようと考えていました」と答える。
また久保が「触れられない関係ということですが、心の距離は近くありたいなと思っていたので、私なりに積極的にコミュニケーションを取りました」と話すと、三山からは「今日初めて目が合いましたよ!」と声が上がり、会場に笑いが起こる。さらに三山は、久保とファン・チャンソンがあまりコミュニケーションを取れていなかった頃のエピソードを披露して笑いを誘う。そして「最近チャンソンが久保ちゃんによく言うセリフがあるんです。3人で盛り上がっているときに、僕が『3人で仲良くなれてるじゃん!』と話すと、久保ちゃんが急に一歩(後ろに)下がって『仲、いいね~!』と。そうするとチャンソンが『逃げるな……』って言うんです」とファン・チャンソンの声まねをして会場を沸かせた。
三山と一緒の撮影はなかったという永田は「私がクランクアップするときに三山さんと初めましてだったのですが、ウェーイ!という感じの明るい方で。どういうふうに良城を演じられるのか気になっていたのですが、繊細な演技をされていて感動しました」と振り返る。続けて「久保さんとはプライベートでも仲良くさせていただいて、人間としてもリスペクトしていますし、演技も勉強させていただくことがたくさんありました。チャンソンさんは紳士かつレディファーストで、久保さんと2人で優しい!と騒いでいたんです(笑)」と楽しげに語った。
終盤には、映画にちなんだ「誰よりも強く願っていることは?」という質問も。久保は「人見知り説が浸透してきてしまっていますが、本当はそんなことはなくて。チャンソンさんからの『逃げるな』という言葉を大事にして生きていきたいです(笑)」と伝え、ファン・チャンソンは「日常をちゃんと過ごそうと思っています。今現在の1日をちゃんと過ごすためにはどうすればいいのか考えたんですが、それは“この映画を観ること”だと。観てください」とちゃっかり宣伝。三山は「チャンソンとはビジョンの描き方がすごく似ているんです」「今を大切にするからこそ、未来のことも考えることができる。そのバランスを今年は特に意識したい」「じゃあそういった意識をどうやったらできるのか?と思ったときに、昨日公開した『誰よりもつよく抱きしめて』っていう映画があるなと思って……」とそこから早口で怒涛のアピールが始まり、「『誰よりもつよく抱きしめて』が公開されました! よろしくお願いします!」と言い切ってイベントの幕を引いた。
「誰よりもつよく抱きしめて」は全国で上映中。脚本は「熱のあとに」のイ・ナウォンが担当した。
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【映画『誰よりもつよく抱きしめて』公開記念舞台挨拶】三山凌輝が怒涛のアピール、久保史緒里はある言葉胸に刻む https://t.co/xYLGOR4fKC
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