「名もなき者」ティモシー・シャラメが来日、大興奮のファンに日本語で「観てね！」

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」の“SPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYO”が本日2月8日に東京・麻布台ヒルズアリーナで開催され、主演のティモシー・シャラメが登壇した。

歴史に残る名曲を数多く生み出し、80歳を超えた今も世界中のステージに立ち続けるボブ・ディラン。本作では1960年代の米ニューヨークの音楽シーンを舞台に、当時は無名ミュージシャンだったディランが時代の寵児としてスターダムを駆け上がっていくさまが描かれる。ディランの歌唱シーンはすべて、ディラン役のシャラメが現場で歌い、楽器を演奏した。

観客の大歓声に迎えられながら登場したシャラメ。大興奮のファンから「ティミー！」「I love you!」と声が上がる中、笑顔でレッドカーペットを歩き、たっぷりファンと交流した。ステージに上がりマイクを手にするとシャラメは「ファンの皆さんにお会いしたら、前回、別の作品の来日イベントに来てくださっていた方が何人もいらっしゃいました。本当にありがとうございます」と挨拶する。

シャラメは「ボブ・ディランは自分にとっても大きな存在である素晴らしいアーティストです。日本にもたくさんファンがいることを知っています」とコメント。そして「この作品を観ていただけたら彼の音楽のインパクトを感じていただけると思います。自信過剰ではありません」と太鼓判を押した。

さらにシャラメは「普段アートの解釈は見た方に任せようと考えていますが、この作品には独自のスピリットがありますから、時間を取ってでも観ていただく価値があると思います。この作品に関わることは、自分にとってのミッションでした」と回想。イベント終了間際、ステージを降りる前にシャラメは「観てね！」と日本語でメッセージを送り、寒空の下自分を待ち続けたファンの心を温めていた。

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」予告編