“雨女”大島優子にタナダユキらが物申す、「ロマンス」撮影裏トーク

小田急電鉄のロマンスカーを題材とした「ロマンス」公開に先駆けて、本日7月15日、東京・小田急電鉄喜多見電車基地で会見が行われ、出演者の大島優子、大倉孝二、監督のタナダユキが出席した。

「ロマンス」は、大島扮するロマンスカーの真面目なアテンダントが、ひょんなことから大倉扮する車内で知り合った怪しい男と箱根で繰り広げる珍道中を描いた物語。劇中には箱根の景勝地が次々と映し出される。

会見はロマンスカー車内で行われ、大島と大倉は劇中の衣装に身を包んで登場。大島は車内アテンダントの制服姿を披露し、「これを着ると背筋がシャキっとするんです。撮影の間はずっと居心地がよかったので。戻ってこれたような感覚です」とうれしそうに伝えた。

撮影時のエピソードを尋ねられると、3人とも「いっぱいありますねえ」と考え込む。熟考の末に口火を切った大倉は、ロマンスカー車内でのてんやわんやなエピソードを述懐。「車内でのシーンは、（始発の）新宿駅から（終点の）箱根湯本駅まで行って、また新宿駅へ戻る間に撮りきらなきゃいけなくて。でも撮影が押したんですよ」と当時を振り返り、「最後のほうなんて、『あと5分で新宿着いちゃう！』って。さすがにもうダメかと思いました」と鬼気迫る口ぶりで語った。

続いて大島は裏話として「映像だとたぶんわからないんですけど、実はほとんど雨だったんです」と明かす。そんな大島に対し、大倉から「クソ雨女ですよ！」と暴言が。しかし大島は自覚しているのか、撮影時の雨女エピソードを次々と披露。天候に振り回されたタナダは「もはや神を呼ぶ巫女さん的なものを感じて、畏怖の念を抱きました。さすが、元“神セブン”！」と言い放ち、2人を笑わせた。

「ロマンス」は8月29日より全国ロードショー。なお、一部のロマンスカーは7月18日から9月6日にかけて、大島が吹き込んだ車内アナウンスの放送が実施される。大島の声に耳をすませつつ、ロマンスカーで箱根へ赴いてみては。