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荒木作品の身体性活かした「死刑執行中~」、森山未來「観たことのない舞台に」

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舞台「死刑執行中脱獄進行中」公開稽古の様子。(撮影:生井秀樹)

舞台「死刑執行中脱獄進行中」公開稽古の様子。(撮影:生井秀樹)

明日11月20日より天王洲銀河劇場にて開幕する、荒木飛呂彦原作による舞台「死刑執行中脱獄進行中」。本日11月19日、その公開稽古が行われた。

原作「死刑執行中脱獄進行中」は、殺人罪で死刑の判決を受けた男が、監獄からの脱獄を試みるサスペンス短編。舞台版では同短編をベースに、同じく荒木による読み切り「ドルチ ~ダイ・ハード・ザ・キャット~」の要素を織り交ぜたストーリーが展開される。

囲み取材には出演者である森山未來初音映莉子、および構成・演出・振付を手がけた長谷川寧と、音楽監督の蔡忠浩(bonobos)が登壇。長谷川は「荒木さんの作品は身体性がすごく現れている」と評し、「短編だと話もふくらませやすいので、その身体性と設定から作品ができるのではないかと思った」と着想について語った。

また監獄からの脱出を試みようとする主人公を演じた森山は、本作について「演劇、ダンス、音楽、美術などさまざまな要素をふんだんに使った舞台」とコメント。ダンサーを多く迎えた共演者についても「本当にプロフェッショナルでハイセンスな人たち。一緒にできて非常にうれしいです」と賞賛の言葉を贈った。

劇中で謎の女を演じた初音は「セリフをしゃべるというより、身体を動かすことによって、感情の肉付けができていった感じ」とその演技体験を語る。また森山が初音について「存在自体が力強い。立っているだけで絵になる人なので、頼りにしています」と話すと、初音は「私も頼っています」と笑いつつ、森山について「今まで怖そうな人だと思っていたけど、共演してみて、気配りのある優しい方だなあと思いました」とその印象が変わったことを明かした。

最後に、チラシにもある「観たことのない舞台空間」とはどのようなものか問われた森山は「観たことのない舞台空間だと思います」とおどけながら、「僕らも身体や言葉だけに頼り切ることなく、ひとつひとつのマテリアルをどれだけフラットにとらえながら作品世界を構築できるかを切磋琢磨しながら模索しているところ。その場面に立ち会ってもらえると非常にうれしいです」と語り取材を締めくくった。

舞台「死刑執行中脱獄進行中」は天王洲銀河劇場にて11月20日から29日にかけて上演。また12月には仙台、広島、札幌、富山、大阪を巡演する全国ツアーが敢行される。

舞台「死刑執行中脱獄進行中」

出演

森山未來初音映莉子、いいむろなおき、江戸川萬時、大宮大奨、笹本龍史、宮河愛一郎、森川弘和
演奏:蔡忠浩、吉田省念、田中佑司

スタッフ

構成・演出・振付:長谷川寧(冨士山アネット)
共同振付:森山未來
音楽監督:蔡忠浩(bonobos)
衣裳:山本亜須香(FUGAHUM)
美術:杉山至
照明:奥田賢太(colore)
音響:天野高志
演出助手:河内崇、矢本翼子
振付助手:高谷楓、傳川光留
舞台監督:谷澤拓巳、高橋大輔

宣伝アートディレクション:三嶋章義
宣伝写真:生井秀樹
宣伝美術:太田創

東京公演

日程:2015年11月20日(金)~11月29日(日)
会場:天王洲 銀河劇場
料金:S席8800円、A席5000円(全席指定)

仙台公演

日程:2015年12月2日(水)
会場:電力ホール
料金:8000円(全席指定)

広島公演

日程:2015年12月5日(土)、6日(日)
会場:JMS アステールプラザ 大ホール
料金:8800円(全席指定)

札幌公演

日程:2015年12月15日(火)
会場:わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
料金:14時公演6800円、19時公演7500円(全席指定)

富山公演

日程:2015年12月19日(土)、20日(日)
会場:富山県民会館ホール
料金:S席8800円、A席6800円(全席指定)

大阪公演

日程:2015年12月22日(火)、23日(水・祝)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
料金:8800円(全席指定)

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