「松竹上方喜劇まつり」14年ぶりに丁稚を演じる藤山直美「品のいい遊び心を出せたら」

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松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」が11月1日から24日まで上演される。これに先駆け、本日10月1日に藤山直美林与一三林京子の取材会が実施された。

松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」取材会より。左から三林京子、藤山直美、林与一。

松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」取材会より。左から三林京子、藤山直美、林与一。

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松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」取材会より、藤山直美。

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本公演は、茂林寺文福作による家族愛にあふれた人情喜劇「一姫二太郎三かぼちゃ」と、舘直志作・星四郎脚色によるお祭りの寄付金を巡って波乱が巻き起こる「お祭り提灯」の2本立て。藤山は「『一姫二太郎三かぼちゃ』は大好きなお芝居です。親の世話をする側・される側、目を背ける側、色々な立場で共感できますので、まさに今の時代だからこそ、皆さまに観ていただきたい作品です。また『お祭り提灯』で丁稚の三太郎を演じるのは14年ぶりですが、この役は“無”になる役。子役を演じていた頃に気持ちを戻すように、喜劇ならではの、品のいい遊び心を出せたらと思います」と語った。

松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」取材会より、林与一。

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林は「83歳になっても舞台に出られるということがありがたいです。健康に気を付けながら、最後までやり切れるようにがんばります。今回の公演では、『こんな夫婦や家族、兄弟がいたら良いな』と思わせる人間模様の面白さを見ていただきたい。どちらの演目も初役で勤めますので、同じ役を演じてきた先輩方とはまた違う形を目指したいと思います」と述べる。

松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」取材会より、三林京子。

松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」取材会より、三林京子。 [拡大]

三林は「昨年に続き、藤山直美さんの公演に出演できてうれしいです。与一さんとの久しぶりの夫婦役も楽しみにしています。毎回全員が真摯に臨んでいる舞台ですし、だからこそ面白いのだと思います。特に今回の演目はどちらも伝承されてきた喜劇ですが、これほど難しいものはありません。痩せるくらいの思いで、直美さんの胸を借りてがんばりたいと思います」と気合いを見せた。

本公演では浅香哲哉が演出を務め、出演者には藤山、林、三林のほか、中村亀鶴大津嶺子、いま寛大が名を連ねた。チケット販売は10月9日10:00にスタート。

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松竹創業百三十周年 南座錦秋公演「松竹上方喜劇まつり」

開催日程・会場

2025年11月1日(土)~24日(月・振休)
京都府 南座

スタッフ

一、一姫二太郎三かぼちゃ

作:茂林寺文福
演出:浅香哲哉

二、お祭り提灯

作:舘直志
脚色:星四郎
演出:浅香哲哉

出演

藤山直美 / 林与一 / 三林京子 / 中村亀鶴 / 大津嶺子 / いま寛大

公演・舞台情報

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