ジェシー「日本全国のみんなが観るまでやり続ける」、ミュージカル「ビートルジュース」再演開幕

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ジェシー(SixTONES)が主演するミュージカル「ビートルジュース」が本日5月9日に東京・日生劇場で開幕する。これに先駆け昨日8日、フォトコールと囲み取材が行われた。

ミュージカル「ビートルジュース」囲み取材より。左から山﨑玲奈、吉野圭吾、瀬奈じゅん、ジェシー、勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗。

ミュージカル「ビートルジュース」囲み取材より。左から山﨑玲奈、吉野圭吾、瀬奈じゅん、ジェシー、勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗。

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ミュージカル「ビートルジュース」より。

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ミュージカル「ビートルジュース」は、ティム・バートンが監督した映画「ビートルジュース」を原作に、2019年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで初演された。日本では2023年に初演され、今回は再演となる。演出を再び福田雄一が担当する。

ミュージカル「ビートルジュース」より。

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不慮の事故で命を落として幽霊となったアダム(勝地涼)・バーバラ(愛加あゆ)夫婦は、彼らの家に引っ越して来たチャールズ(吉野圭吾)と後妻デリア(瀬奈じゅん)、娘リディア(清水美依紗山﨑玲奈)を追い出すべく、人間退治の“バイオエクソシスト”を名乗るビートルジュース(ジェシー)を呼び出す。しかしビートルジュースはさまざまなトラブルを引き起こし……。

ミュージカル「ビートルジュース」より。

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フォトコールでは劇中より「Creepy Old Guy」「That Beautiful Sound」が披露された。ビートルジュースに対し、結婚してもいいとだますリディアと、それを信じて喜ぶビートルジュースの「Creepy Old Guy」では、赤いタキシードとドレスに身を包んだジェシーと清水を中心に、勝地、愛加、吉野、瀬奈が祝祭感あふれる楽しいナンバーを披露。リディアから“キモいおじさん”と呼ばれるビートルジュース役のジェシーは、不自然な身体の動きや、滑稽な表情を随所に織り交ぜ、憎めない“キモさ”を器用に表現する。ビートルジュースとリディアが来訪客をイタズラで驚かせる「That Beautiful Sound」では、リディア役の新キャストである山﨑が登場し、ジェシーとの息の合ったダンスや、がなりを交えたパワフルな歌唱で観衆を魅了した。

ミュージカル「ビートルジュース」囲み取材より。左から福田雄一、山﨑玲奈、吉野圭吾、瀬奈じゅん、ジェシー、勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗。

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囲み取材にはジェシー、勝地、愛加、清水、山﨑、吉野、瀬奈、福田が登壇。冒頭のあいさつでジェシーは「オレンジジュース役のビートルジュースです」とジョークを飛ばし、福田は「事前に初演の10倍面白くすると宣言してしまったのですが、8倍くらいは達成しているはず」と言って笑いを誘う。ジェシーが「初演の千秋楽を終えてから『全国の皆さんに観ていただきたい』という気持ちがあったので、再演が決まったときは非常にうれしかった」と述べると、「正確には、初演の公演中に再演が決まっていた」と福田。「再演についてジェシーはどう感じているのかなと思っていましたが、初演が終わって1週間後にジェシーがカンパニーのみんなを飲み会に連れて行ってくれて。そこでジェシーが酔っ払って『日本全国のみんなが観るまで僕はこれをやり続ける』と宣言した」と明かした。

ミュージカル「ビートルジュース」より。

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今回の手応えを問われたジェシーは「ゲネプロでお偉い方から『どんどんものにしているね』とお褒めのコメントをいただきました。初演で1度やっているので、リラックスしながら、スパイスを加えていけたら」と演技面で意識していることを話す。またジェシーは、初演時のSixTONESメンバーの反応について「みんな『ジェシーにしかできないね』と言ってくれて。特に(森本)慎太郎は『ここ数年で一番面白かったね』と言ってくれた」と喜びを語った。

「手を振ってください」と記者から要望され、“足”を振るジェシー(中央)。

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勝地は「前回より歌がうまくなりました」と自己アピールし、「初演では『Ready, Set, Not Yet』という曲の出だしで音を当てられるか不安でしたが、今回福田さんから『音は気にしなくていいよ』と言われてからやりやすくなった」と笑顔を見せる。福田は「勝地はお芝居が完璧に上手な人なので、お芝居で引っ張っていけば絶対に歌もうまく聞こえる」と力説し、「小栗旬くんとミュージカルをやったときに小栗くんにも同じことを言った」と振り返った。

ミュージカル「ビートルジュース」より。

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「(本番中)めちゃくちゃ身体を張っていますよね」とジェシーから話を振られた瀬奈は、「初演時はまだ四十代だったんですけど、今回は五十代になったので年齢を感じています(笑)。息切れしながらがんばって走っています」とコメント。これを受け、吉野も「初演より全体的に走るところが増えたんですよね。リディアもすごく走っているし。とにかく走るんです。ご期待ください」と観客に呼びかけた。愛加は「もともと面白い脚本なのに、今回はさらに福田さんのコメディ要素がモリモリに加わって、毎日やっているのに笑いが絶えない稽古でした」と声を弾ませた。

ミュージカル「ビートルジュース」より。

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清水は「前回リディアは一番真面目な役だったのですが、今回はコメディ要素が追加されて。キャラクターとしてコメディをやるのが自分にとって挑戦でした」と語る。「この中で一番面白い人は?」と記者が清水に質問すると、ジェシーがすかさず「はーい」と挙手するひと幕も。また、初参加となる山崎は「楽曲がずっと大好きだったので歌わせていただけるだけで『ハッピー、ハッピー、幸せ!』という気持ち。稽古のたびに『楽しいな』という気持ちがあふれていました」とハイテンションで話し、場を和ませた。

ミュージカル「ビートルジュース」囲み取材より。左から瀬奈じゅん、ジェシー、勝地涼。

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記者から「ジェシーに対してどのような指示をしたか?」と問われた福田は「ほかの方にはいろいろと言いますが、ジェシーには何にも言わないです。ジェシーは自由にやってもらうのが一番面白い役者さんです」と断言。そして福田は「初演のときにミュージカル俳優さんもたくさん観に来てくれたんですが、『すごく面白かったけどすごく悔しい。僕もビートルジュースをやりたいけど、これはジェシーくんにしかできないから』と言っていました。日本の役者さんでジェシーにしかできない役だと思う」と大きな信頼を寄せた。最後に「再々演の可能性は?」と問われると、ジェシーは「大人の方々が動いていただけるなら……」と述べ、福田は「稽古期間中に『次いつスケジュール空いてます?』という話はしましたね」と期待を込めた。

ミュージカル「ビートルジュース」囲み取材より。ジェシー(右から4番目)から他キャストへ奇妙なポーズが伝播していく様子。

ミュージカル「ビートルジュース」囲み取材より。ジェシー(右から4番目)から他キャストへ奇妙なポーズが伝播していく様子。[拡大]

上演時間は休憩含む約3時間5分。東京公演は5月28日まで。本作はその後、6月4日から29日まで大阪・新歌舞伎座にて上演される。

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ミュージカル「ビートルジュース」

2025年5月9日(金)〜28日(水)
東京都 日生劇場

2025年6月4日(水)〜29日(日)
大阪府 新歌舞伎座

スタッフ

脚本:スコット・ブラウン&アンソニー・キング
作詞・作曲:エディ・パーフェクト
演出:福田雄一
翻訳・訳詞:福田響志

出演

ジェシー(SixTONES) / 勝地涼 / 愛加あゆ / 清水美依紗 / 山﨑玲奈 / 吉野圭吾 / 瀬奈じゅん / 可知寛子 / 小山侑紀 / 高橋卓士 / 伯鞘麗名 / 横山達夫 / 岡本拓也 / 坂元宏旬 / 竹内真里 / 中嶋尚哉 / 堀江慎也
スウィング:植村理乃 / 米澤賢人

※清水美依紗と山﨑玲奈はWキャスト。

公演・舞台情報

読者の反応

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あき @KQLJGc63THD6geC

今回 チケット
母と申し込んだけど
外れちゃったので
毎年ぜひ‼️🙏

#ビートルジュース https://t.co/TeIQAWWMRd

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