東京演劇アンサンブル70周年記念公演に、鄭義信脚本・演出「白い輪、あるいは祈り」

東京演劇アンサンブル「白い輪、あるいは祈り」が3月19日から23日まで東京・俳優座劇場にて上演される。

これは東京演劇アンサンブル（TEE）の創立70周年記念第3弾。ベルトルト・ブレヒトの「コーカサスの白墨の輪」に着想を得た作品で、2015年に鄭義信が韓国国立劇場の依頼により、パンソリを取り入れて制作した韓国唱劇「白墨の輪」を下敷きとしている。

舞台は、とある国。内乱により、時の権力者である領主は殺され、領主夫人は生まれたばかりの子供を置き去りにして逃げていった。召使いのグルシェは、赤ん坊を見殺しにはできないと一緒に連れて逃げ出して……。脚本・演出を鄭義信、音楽を久米大作が手がける。