津村知与支と増田有華が“どん底”で繰り広げるバトル「人という、間」開幕

「グッドディスタンス公演vol.8『人という、間』」が、本日11月7日に東京のOFF・OFFシアターで開幕する。

グッドディスタンスは、本多劇場のオーナー・本多一夫の娘で女優の本多真弓がプロデューサーを務める団体。作劇を深井邦彦、演出を藤井ごうが手がける本作は、ホテルの一室を舞台に、とある男女が“人としての関わりや生の選択を巡る対話”をする様を描いた二人芝居となる。出演者にはモダンスイマーズの津村知与支と、増田有華が名を連ねた。

開幕に際し、深井は「2021年当時の世の中と同様に鬱屈とした精神の中2024年現在の様な日々を願って執筆した戯曲です。自身の戯曲に対して極度な疑念を抱いてしまう性分の自分が今回の座組で再演して頂けると聞いた時に珍しくワクワクしました。演出、俳優のお二人、プロデューサーとお一人ずつ個人的な思い入れのある座組であの鬱屈とした日々での戯曲があの日願っていた2024年にどう観て頂けるのか、皆様と共に楽しみにしたいと思っております」とコメント。

藤井は「現実は鬱々としている。だから目を瞑ってそこから思いっきりジャンプして、苦しみのない世界へと飛んでいきたいと願う。でも今の足場を確認してないから飛ぶことすらできない滑稽さ愚かさどうしようもなさ。現実から目を逸らし続けた男（津村知与支さん）と、現実とだけ向き合い続けてきた女（増田有華さん）がどん底で繰り広げる65分一本勝負の人間味溢れるバトル、二人の勝負の行方を是非OFF・OFFシアターで目撃してください」と呼びかけた。

公演は11月17日まで。なお一部公演ではアフタートークが開催される。