「はやくぜんぶおわってしまえ」再演スタート、升味加耀が思い込める「対岸の火事になりませんように」

「果てとチーク・あらためて公演『はやくぜんぶおわってしまえ』」が、昨日8月1日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。

「はやくぜんぶおわってしまえ」は、作・演出を手がける升味加耀の母校で実際に起きたミスコン中止事件をもとに、高校生たちのある1日を描いた戯曲。今回の再演には升味のほか、川村瑞樹、くれみわ、中島有紀乃、コンプソンズの宝保里実、升味、青年団の山田遥野が出演する。

開幕に際し、升味は「初演から一年半と、かなりスパンの短い再演となりましたが、それだけ上演する意味のある作品だったなと、初日を迎えた後、改めて思います。どうかみなさんにとって、この“女子高生”たちの物語が、対岸の火事になりませんように。彼らの痛みが、皆さんの見える世界を、少しでも変えられたら、と図々しく願っています。大変ありがたいことに、満席でお客様をお迎えする回もございますが、まだまだご予約承れますので、ご無理ない範囲で、ぜひぜひご検討頂けたら嬉しいです。酷暑ですね……みなさんどうぞご自愛くださいませ」とコメントした。

公演は8月4日まで行われ、一部公演の終演後にはアフタートークが実施される。