藤山扇治郎ら松竹新喜劇の若手5人が奮闘、錦織一清演出のTENSHO座「熱海殺人事件」まもなく

「TENSHO座『熱海殺人事件』」が6月25日から30日まで大阪・DAIHATSU 心斎橋角座で上演される。

本公演は、渋谷天笑がコロナ禍の2020年に旗揚げしたTENSHO座の第3弾。今回は、つかこうへい作「熱海殺人事件」を、錦織一清の演出で披露する。出演者には松竹新喜劇のメンバーがそろい、木村伝兵衛役を曽我廼家一蝶、熊田留吉役を天笑、大山金太郎役を藤山扇治郎、曽我廼家桃太郎、ハナ子役を曽我廼家いろはが演じる。

天笑は「松竹新喜劇が新体制になり、若手5人を売り出すためにはどうしたら良いかという会議の中で、自主公演をやっていった方がいいのではないかということになりました」と経緯を話し、「私は『熱海殺人事件』をやるのは2回目で今回は私のリベンジ公演でもあります。『熱海殺人事件』は自分との戦いの作品だと思っております。前回の自分の影を追いながら、今回は必ず追い抜きたい、そして、松竹新喜劇若手5人の魅力を見せつけられたらなと思っております。ぜひご覧ください」とコメントした。

また、錦織は「伝統ある松竹新喜劇のフレッシュな5人と一緒になってつかさんの作品に向かっているのは楽しいです。さすが松竹新喜劇の役者さんだと安心しています。つかさんがもし演出されたら、といつも考えながら、笑いを紡ぐ作業を一緒にしております。今作品の上演が大阪だけなのがもったいないです！」と期待を語った。