少年忍者・青木滉平、主演作「散れ桜よ、刻天ノ証ニ」開幕に「星輝と2人で携われるのがうれしい」

少年忍者の青木滉平が主演を務め、少年忍者の川崎星輝が共演する「異形の血を継ぐ者『散れ桜よ、刻天ノ証ニ 2024』」が、昨日6月19日に東京・俳優座劇場で開幕した。

松多壱岱が脚本を手がける“白狐丸シリーズ”は、白い肌に赤い眼を持つ、“白狐丸”を主人公とした作品群。同劇場では6月16日まで、本作の前編で、川崎が白狐丸役で主演を務めた「純愛異形綺譚『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ 2024』」が上演されていた。「散れ桜よ、刻天ノ証ニ」では、白狐丸の息子・天刻丸（青木）を中心とした物語が展開する。

初日前に行われた会見で、青木は「星輝が座長として引っ張ってくれた『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ』が幕を閉じ、バトンを引き継いで『散れ桜よ、刻天ノ証ニ』が始まります。稽古から座組み一丸となって取り組んできました。みんなのエネルギーを皆さんに届けたい」と意気込みを述べつつ、見どころについて「一番見てほしいのは、僕が演じる天刻丸の成長です。たくさんの人と出会い、さまざまなことを知り、触れて、一人前になっていく様子を表現したいと思っています。作品全体の見どころは、キャスト一同が舞い散る桜のように美しく舞ったり戦ったりする姿」と言及する。

川崎は「つい2日前に（『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ』の）千秋楽を迎え、その熱をそのままバトンタッチできたと思います。役的に僕と青木は親子。親から子に受け継がれている芝居のニュアンスも楽しんでください」と語り、松多は「9年ぶりの再演です。『散れ』だけでも楽しめるので、『刻め』を見逃した方もご安心ください。（青木と川崎の）2人が地続きで演じていることが作品にとても深みを与えています。ご期待ください！」と来場者に呼びかけた。

最後に青木は「歴史ある人気作品にメンバーの星輝と2人で携われるのがうれしいです。この作品に愛を持っている方がたくさんいて、僕も稽古をするたびにそれぞれのキャラクターへの愛が大きくなった感じがします。このエネルギーを受け取って、その活力を明日のパワーにしてほしい」と言葉に力を込め、会見を締めくくった。

上演時間は公演は6月23日まで。