屋良朝幸もシビれるほどの激しさ！「The Agent」開幕、寺西＆原は“エモさ”アピール

屋良朝幸が主演を務めるSpecial Entertainment Show THE CIRCUS! presents「The Agent」が明日12月7日に東京・よみうりホールで開幕する。これに先駆け、本日6日に取材会が行われた。

「The Agent」は、屋良と演出家のTETSUHARUがタッグを組んで制作していた“ニュースタイルダンスエンターテインメントショー”「THE CIRCUS!」のチームが、2019年以来に再集結して送る新作。取材会にはキャストの屋良、彩吹真央、愛加あゆ、寺西拓人、原嘉孝、植木豪、そして企画・演出・上演台本を手がけるTETSUHARUが登壇した。

屋良は「2023年のラストにとんでもなくシビれる公演が来たなと。今年40歳になりましたが、想像以上に激しく動く熱いステージになっています」と笑顔を見せ、「TETSUHARUさん、豪くんは十代の頃からダンスの“師匠”。こうしてまた一緒にステージを作れてうれしい」と2人に目配せする。植木は、屋良との関係性を「阿吽の呼吸」と表現し、「今回もTETSUHARUさんのアイデアのもと、2人で楽しみながら振りを作っています」と話す。TETSUHARUは「今回、豪くん演じるキャラクターをはじめ、屋良っち演じる主人公をみんなで支えるような作品になっているので、その中で屋良っちがのびのび演じる様を観ていただきたい」と呼びかけた。

彩吹は「屋良っちと初めて出会ったときは二十代だったので、『大人になったな、色気が出てきたな』と姉目線で陰ながら見ています」と明かし、「熱さを感じる作品に仕上がりました」と実感を込めて語る。愛加は「毎日稽古場で『骨の仕組みと筋肉、どうなっているんだろう？』と思いながら（ほかのキャストの動きを）観ていました」と言い、初めて経験する“TETSUHARUワールド”の魅力をアピールした。

寺西は、身体を床に接触させて踊る技が劇中に取り入れられていることに触れ、「よみうりホールで行われる公演で、フロアに入る振付が使われるのはめずらしいのでは？というほど、激しく動きます」とコメント。TETSUHARUは寺西の発言を受け、ステージの床を指差し、「新しいリノリウムを貼ったのに、今見るとこんなに傷が付いている（笑）」と運動量の多さを再確認した。原は「これまで『THE CIRCUS!』シリーズを2回観ていて、あのキャストの中に入ると思うと緊張しますが、屋良くんという大きな背中を見ながら作品を盛り上げられるようがんばります」と意気込む。なお今回、寺西と原が単独で活動するようになってから舞台初共演となる。これについて寺西は「劇中で絡むシーンを作っていただき楽しい」と述べ、原は「ファンの方々にとってはエモいはず」とうなずく。寺西が「あまり自分から『エモい』とか言わない」と原にツッコむと、会場は笑いに包まれた。

また、屋良の印象について問われた原は「僕が同い年だったら一緒にステージに立ちたくないくらい、身体の動きが年々パワーアップしている。それくらい裏で努力をされているのだなと。（屋良が）同じ事務所にいる間に上演される舞台はこれが最後なので、花を添えたい」と話す。それを受けて、TETSUHARUが屋良がいつも一番乗りで稽古場に来て自主練していることを明かすと、屋良は「俺も必死なんですよ（笑）。（原と寺西の）2人にとっての僕の関係性が、僕はTETSUHARUさんと植木さんに当てはまる。大先輩の姿に打ちのめされては、自分の未熟さを実感し、もがいています。それができる環境が好き」と生き生きと語った。

上演時間は約2時間25分。東京公演は12月24日まで行われ、その後、1月13・14日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール公演が行われる。