東のボルゾイ、初のストレートプレイ「イエスと言え」で現代の“結婚”の意味を問う

東のボルゾイ「イエスと言え」が、10月5日から11日まで東京・ウッディシアター中目黒にて上演される。

東のボルゾイは、脚本家の島川柊、作曲家の久野飛鳥、演出家の大舘実佐子が共同主宰する劇団で、これまでオリジナルミュージカルを上演してきた。初のストレートプレイ公演となる今回は、楽器の生演奏を取り入れた“音楽介在会話劇”を創作。劇中では、現代における結婚の意味を問うストーリーが展開する。

婚約者と共に式場を訪れた若い女性・ざくろは、ウェディングプランナーから「結婚が認められない人々がいるこの社会で、あなたたちの結婚が認められる理由は、自然生殖可能性があることだけ」と告げられる。その言葉が引き金となり、ざくろがこれまで積み上げてきた倫理観が崩れ始め……。チラシには「愛とか絆とか、美しく正しいものとして刷り込まれてきたあれこれは、現実ではただの言葉でしかないのだろうか。私よ、疑い出したらきりがない、いいから全部イエスと言え」という文章が記載された。

出演者にはざくろ役の春日希のほか、新井海人、仲井真徹、かとうしんご、池田海人、佐藤知恩、大西碧、辻はるか、岡田かな、野呂桃花が名を連ねた。なお本公演は一部Wキャスト制となる。