これは、2014年に初演された「女装、男装、冬支度」をリクリエーションするもの。劇中では、雪の降る中、“女装”する女と“男装”する男が、“愛の冬支度”をする様子が描かれる。
公演に向け、深井は「夏にやる女装、男装、冬支度! バスケ部の部活のように汗をかきかきやってます! 青春だ! ひと夏を羽衣で過ごせるのがうれしいような、気恥ずかしいような けれどいつだって誰にだって青春はあるのだ!とおもっています!」「夏の羽衣、おつですよー!」とコメント。
糸井は、本作の上演が約10年ぶりとなることに触れ、「十年一昔と言いますが、この10年、世も随分と移り変わりました。羽衣のように、男女の性愛を強く打ち出した作品は肩身が狭くなったのかも知れません。しかし、だからと言って人間と性愛を切り離せるものではありません。この作品は中盤で男女の俳優が入れ替わります。そのことで、一面的ではない性愛の見え方がすると思っています。今の時代に則した形で、人間の性愛を描いて行けるかなと考えています」と語った。
深井順子コメント
なんだか今、やる気に満ちてる深井です!
夏にやる女装、男装、冬支度!
バスケ部の部活のように汗をかきかきやってます!
青春だ!
ひと夏を羽衣で過ごせるのがうれしいような、気恥ずかしいような
けれどいつだって誰にだって青春はあるのだ!とおもっています!
今回青年団の能島瑞穂さんに参加してもらってて、それが深井の何か奥底を突くのです。
人生はなにが起こるかわかりません。
夏の羽衣、おつですよー!
糸井幸之介コメント
再演には2つの考え方があります。
初演時の昔の自分を敵と考えるか、味方と考えるかです。
今の自分は成長して、昔の自分より優れていると示したいなら敵です。
今の自分は衰えて、昔の自分に助けて欲しいなら味方です。
一概にどちらかということではなく、再演というのはこの2つの考えが入り混じりながら作られて行きます。
でも最近の自分は、昔の自分を味方と考えることが多くなってきました。
「女装、男装、冬支度」の再演、9年振りだそうです。約10年です。
格好悪いですが、色々衰えたのだと思います。
昔の自分に助けてもらいながら、でもちょっとだけ年の功も利用しながら、作っています。
十年一昔と言いますが、この10年、世も随分と移り変わりました。
羽衣のように、男女の性愛を強く打ち出した作品は肩身が狭くなったのかも知れません。
しかし、だからと言って人間と性愛を切り離せるものではありません。
この作品は中盤で男女の俳優が入れ替わります。そのことで、一面的ではない性愛の見え方がすると思っています。
今の時代に則した形で、人間の性愛を描いて行けるかなと考えています。
FUKAIPRODUCE羽衣 第28回公演「女装、男装、冬支度」
2023年7月21日(金)~30日(日)
東京都 吉祥寺シアター
2023年8月19日(土)・20日(日)
三重県 三重県文化会館 小ホール
プロデュース:
作・演出・音楽:
出演:深井順子、
※日高啓介の「高」ははしご高が正式表記。
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リンク
新部聖子 @sekihantaite
女性の役と男性の役、両方をやれること、すごく、なんか、すっごくいいなって思ってます。描かれている男女はステレオタイプにも見えるかも知れません。でも、それもひとつの世界でもあります。この描き方ならどう見えるでしょうか。とにかく、無事に上演したいです。そして観ていただきたいです。 https://t.co/3aiqm99MpJ