現実と夢が混ざり合うバストリオ「ちちち」開幕、今野裕一郎「今あるもん全部使いきって」

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バストリオ「ちちち」が昨日4月27日に東京・SCOOLで開幕した。

バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)

バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)

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これは、山下澄人の小説「壁抜けの谷」(中央公論新社)を原案としたバストリオの新作。本作では、原案小説に出てくる会話や、山下とバストリオにとってなじみある北海道の土地、バストリオのこれまでの創作などがコラージュされ、“東京と北海道の狭間で見聞きしたこと”と、現実と夢とうそと“感覚”が混ざり合うライブパフォーマンスが、生演奏を用いて展開される。

バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)

バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)[拡大]

バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)

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演出・音・照明を手がける今野裕一郎は、開幕に際し「これがいまやれること、いましかやれないこと、目の前にあるもんと正直に向き合った、山下さんありがとう 足元にある塵も、頭上にある星も圧倒的に肯定、感覚と共に今あるもん全部使いきって70分やるんで現場で笑って会いましょう」とコメントした。

バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)

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バストリオ #11「ちちち」より。(撮影:小泉柊介)

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物語の舞台は、外の街を行き交う人々のざわめきが聞こえる雑居ビルの5階。扉を開けると、そこに身体の大きな男と身体の小さな女が現れ、ここではないどこか遠くの土地のことを話し始める。4人と、何も知らない1人は扉を閉め、男と女の言葉に耳を傾ける。作・出演に黒木麻衣、今野、坂藤加菜、中條玲、橋本和加子、よだまりえ、音作に高良真剣、本藤美咲が名を連ねた。

上演時間は約1時間10分で、公演は5月2日まで。なお本日4月28日公演では、思考家の佐々木敦を招いたアフタートークを開催。明日29日19:30開演回では、山下による小説の朗読が実施される。

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バストリオ #11「ちちち」

2023年4月27日(木)~5月2日(火)
東京都 SCOOL

原案:山下澄人「壁抜けの谷」(中央公論新社)
演出・音・照明:今野裕一郎
作・出演:黒木麻衣、今野裕一郎、坂藤加菜、中條玲、橋本和加子、よだまりえ
音作:高良真剣、本藤美咲

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