二兎社「歌わせたい男たち」14年ぶりの上演、永井愛が感慨述べる

二兎社「歌わせたい男たち」が、去る11月13日に埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみで開幕した。

「歌わせたい男たち」は、2005年に永井愛の作・演出で初演された作品。劇中では、売れないシャンソン歌手から都立高校の音楽講師に転身した仲ミチルと、周囲の人物たちの姿が描かれる。約14年ぶり3度目の上演となる今回の公演には、キムラ緑子、山中崇、大窪人衛、うらじぬの、相島一之がキャスティングされた。

開幕に際し、永井は「再演から14年が経って世相も変わり、この作品に対する自分自身の見方も違っているので、どう受け止められるかが心配でした。幕が開いてみると、すごく笑いが多く、お客さんが引き込まれて観ているのでホッとしました。役者さんも生き生きして、稽古より演技に深みが出るなど、客席の反応によってつかんだものが確かにあったと思います。これで東京公演に向けての弾みがつきました」とコメントした。

本作の東京・東京芸術劇場 シアターイースト公演は、明日11月18日に開幕。その後、来年2月まで全国各地で上演される。

※2022年11月28日追記：11月26日18:00開演回から12月3日18:30開演回までの公演は、新型コロナウイルスの影響により中止になりました。これに伴い、12月4・5日に追加公演が実施されます。