舞台「青の炎」開幕、主演・北村諒が自信「人生を変えるような力のある舞台」
2022年10月27日 23:27
8 ステージナタリー編集部
舞台「青の炎」が、明日10月28日に東京・こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロで開幕。これに先駆け、本日27日に囲み取材と公開ゲネプロが行われた。
これは、貴志祐介が1999年に発表したミステリー小説「青の炎」を、月森葵が脚本、加古臨王が演出を担い舞台化するもの。劇中では、家族を守るために完全犯罪をもくろむ高校生・櫛森秀一を主人公とした物語が展開する。
囲み取材には、出演者が登壇。秀一役を演じる北村諒は「原作ファンの方にも、原作をまだ知らない方にも楽しんでいただける作品作りをしてきました」と自信を見せつつ、「自分の役者人生を変える、そして観に来てくださった方の人生も少し変えるような、力のある作品になっています。ぜひ楽しみに劇場に足を運んでいただけたら」と言葉に力を込めた。
福原紀子役の飯窪春菜は、2003年に公開された実写映画版「青の炎」で、同役をハロー!プロジェクト出身の先輩である松浦亜弥が演じていたことに触れ「縁を感じつつも、プレッシャーを感じすぎず、私らしい福原紀子を演じたい」と意気込みを述べる。石岡拓也役の田中涼星は「キャストは全員で7人と少ないですが、スタッフも含め、全員で一丸となって作ってきました。全員でがんばっていきたい」と話す。
櫛森遥香役の松永有紗は「舞台が客席に囲まれているので、観る場所によって見える表情が違ってくるかと。いろんな楽しみ方をしていただけたら」と呼びかける。櫛森友子役の田中良子は、本作を「小説の中にある風景とか音、匂いが沸き立つような作りになっています。舞台ってやっぱり面白いな、と実感する作品」と表現。曾根隆司役の村田洋二郎は、囲み舞台の難しさを「没入しすぎても駄目、気を抜いても駄目。ニュートラルな状態で舞台に挑まないといけない」と語り、「でも北村諒が主演なので、絶対に成功すると思います(笑)」とニヤリと笑いつつ、北村への信頼を言葉ににじませた。
山本英司役の荒木健太朗は「臨王さんからは、とにかく役者の生命力と熱量で芝居を見せたいと言われていて。僕たちは、櫛森秀一を演じる諒を助けてもいるんだけど、いじめて追い込んでいく必要もある。ぴんと張り詰めた空気の中でラストシーンを迎えたとき、劇場がどのような空気になっているかが役者として楽しみ」とほほ笑んだ。
ここで報道陣から「上演に向け、自分ががんばったと思うポイントを1つ挙げてほしい」と質問が。これに北村が「セリフを覚えること」と回答すると、共演者から「秀一くんはそうですよね」と納得の声が上がる。北村は「想像の500倍ぐらいセリフが多くて。ただ演じる中で大事なのは、共演するみんなから影響を受けたり、いじめられながら(笑)、シンプルに“秀一を生きる”ことだと感じました」と役への思いを語った。上演時間は約2時間で、公演は11月6日まで。
(c)舞台「青の炎」製作委員会
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