若年性認知症を患うボケ担当は…舞台「忘華 ～ボケ～」に高崎翔太が主演

一騎討ち Project 舞台「忘華 ～ボケ～」が9・10月に東京と大阪で上演される。

舞台「忘華 ～ボケ～」は、清水一輝が企画する“一騎討ち Project”の舞台第3弾。私オムが脚本・演出を務め、高崎翔太が主演を務める。物語の主軸となるのは、とある漫才コンビ。ボケ担当は、若年性認知症を患い、漫才のネタを忘れ、アドリブを余儀なくされていた。相方のツッコミ担当はそんな彼を受け入れながら、本番に挑んでいた。しかし、病気は進行し、ボケ担当は自分が誰なのかさえもわからなくなっていき……。

出演者には高崎、清水のほか、松村龍之介、前川優希、三浦海里、寒川綾奈、水原ゆき、福田ユミ、篠原あさみ、宮下貴浩らが名を連ねた。高崎は「描くのは芸人の裏側。30歳。芸人として、これからっていう時期に相方がボケてしまって……」「コンビの相方という友達でも恋人でも家族でもない間柄。そんな中動く感情。是非、劇場で体感していただきたい。絶対良い作品になります」と自信をのぞかせた。

公演は9月28日から10月2日まで東京・草月ホール、8日から10日まで大阪・ABCホールにて。チケットの一般販売は9月3日10:00にスタートする。主な出演者のコメントは以下の通り。

高崎翔太コメント

舞台「忘華」鈴木翔役を演じさせていただきます。

たった今台本の第一稿を読ませていただきました。

とにかく良い本でした。芸人の話ということで、現場で沢山広がっていくのだと思います。描くのは芸人の裏側。

30歳。芸人として、これからっていう時期に相方がボケてしまって……けど、これからとか、そういうことでは無く、コンビの相方という友達でも恋人でも家族でもない間柄。そんな中動く感情。

是非、劇場で体感していただきたい。絶対良い作品になります。

お願いいたします。

清水一輝コメント

一騎討ち Projectとして、三回目のプロデュース公演になりました。前回の公演から三年が経ち、この三年間で様々な当たり前が当たり前ではなくなりました。お家に慣れ、映画を見る習慣がさらに深まった方も少なくはないと思います。しかし、舞台には舞台でしか感じられない息吹があると思います。まだまだ不安は拭えませんが、僕たち自身も前を向いてひとつひとつ積み重ねて、今日の解禁まで至りました。「否定からはなにも始まらない」一騎討ち Projectのコンセプトです。未来は必ず明るいと信じて、東京と大阪に最高の息吹を届けたいと思います。是非、劇場に足を運んで頂けたら嬉しいです。

松村龍之介コメント

朝尾健吾を演じます、松村龍之介と申します。大好きで尊敬する“お笑い芸人”を今回演じられること、とても嬉しく思いますし光栄に思います。今回ご一緒する清水一輝さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんや敬愛する演出の私オムさんの胸を借りながら、真摯に向き合いたいと思います。何より自分自身楽しみで仕方ありません。どうぞ宜しく宜しくお願い致します！

前川優希コメント

今回一緒に作品に参加させていただく前川優希です。これまた今までにない役柄でどんなやり取りが生まれるか、今から楽しみです。一生忘れない、というのは難しいことなのかもしれないけど、最期にふと思い出す素敵な瞬間を一つ生み出せたら、幸せだなあと思います。