「The Pride」開幕に井上裕朗「この作品を生み出せたことを誇りに思います」

PLAY/GROUND Creation #3「The Pride」が、去る7月24日に東京・赤坂RED/THEATERで開幕した。

劇作家アレクシ・ケイ・キャンベルの戯曲「The Pride」は、1958年と2008年のイギリス・ロンドンを舞台に、2人のゲイの男性と、彼らと深い関わりを持つ1人の女性を描いた作品。公演は2チーム制で行われ、side-Aには演出も手がける井上裕朗と、池田努、陽月華、鍛治本大樹、side-Bには岩男海史、池岡亮介、福田麻由子、山崎将平が名を連ねた。なおside-Aには荒木健太朗が出演予定だったが、体調不良のため降板。荒木に代わって井上が出演することになり、その準備期間を確保するため、開幕が23日から24日に変更となった。

開幕後の感慨を井上は「この作品は今を生きる僕たちにたくさんの大切なことを教えてくれます。人間の尊厳について。他者の立場に身をおいて共感することについて。現在に繋がる過去の歴史に思いを馳せることについて。未来への希望を持つことについて。才能と魅力に溢れる俳優陣と、とことんプロフェッショナルなスタッフ陣とともに、この作品を生み出せたことを誇りに思います。この戯曲の持つ力を、1人でも多くの方に届けられたらと願っています」とコメントした。

上演時間は休憩ありの約2時間30分で、公演は7月31日まで。

井上裕朗コメント

PLAY/GROUND Creation #3「The Pride」無事に幕が開きました。10年ほど前に出会い、強く心惹かれたこの戯曲を、自分自身の手で上演することになるだなんて夢にも思いませんでした。感無量です。

この作品は今を生きる僕たちにたくさんの大切なことを教えてくれます。人間の尊厳について。他者の立場に身をおいて共感することについて。現在に繋がる過去の歴史に思いを馳せることについて。未来への希望を持つことについて。

才能と魅力に溢れる俳優陣と、とことんプロフェッショナルなスタッフ陣とともに、この作品を生み出せたことを誇りに思います。この戯曲の持つ力を、1人でも多くの方に届けられたらと願っています。

※7月23日公演は中止になりました。