客席M列5番から14番に座る10名の物語、開沼豊の「観劇者（再）」スタート

舞台「観劇者（再）」が、昨日5月4日に東京・シアターグリーン BIG TREE THEATERで開幕した。

脚本・演出を開沼豊が手がける本作は、昨年同劇場で上演された「観劇者」をバージョンアップしたもの。劇中では、東京都内のとある劇場の客席側を舞台にした物語が展開する。客席M列5番から14番には、娘を観に来た夫婦や、観劇そのものが生きがいとなっている男、劇場という空間に特別な思いがある女など、10名の観劇者が並んでいて……。出演者には毎熊宏介、外岡えりか、林明寛、大滝樹、岩佐祐樹、清水麻璃亜（AKB48）、伊藤あいみ、吉田翔吾、井上薫、長戸勝彦、安芸武司が名を連ねた。

M列9番に座る元俳優・高木蓮を演じる毎熊は「舞台のキャラクター1人ひとりにストーリーがあるように、観ていただいた皆さんも、この『観劇者』を観たあとに、新しい気持ちで一歩進めるような作品になっていると思います。皆さんに伝えられるように、しっかり演じていきたいと思います」とコメントした。公演は5月8日まで行われる。