“C級”アイドルの奮闘描く、劇団プレステージ「Have a good time?」に山本裕典ら
2022年1月21日 13:30
これは劇団プレステージにとって約1年半ぶりとなる本公演。今回は2012年に初演、2015年に再演された
劇中では、まったく人気がない5人組の“C級”アイドル・東京オードルの物語が展開。メンバーが全員30歳を過ぎ、「そろそろ潮時だ」と考えていた頃、彼らと苦楽を共にしてきた事務所の社長兼マネージャー柴田は「みんな喜べ、今回は大丈夫だ。俺を信じろ! これは最後の賭けだ!」と言う。そのセリフに乗せられ、アイドルたちは7度目の“最後の賭け”に出るが……。
演出のIKKANは「さて、人ごととは思えないこの芝居は、ご観劇いただくお客様にとってもやはり人ごととは思えない作品になるのではないかと思います。劇団プレステージも今年が勝負の時なのではないか、僕は勝手にそう感じています。初演、そして再演、そして客演を交えた再再演。今回のこの芝居は、劇団プレステージにとって、壮大なドキュメンタリーになるはずです」とコメント。客演の山本は「劇団の世界観などを壊さないように、そして新たな風をプレステージさんに巻き起こせるように、頑張っていきたいと思いますし、プレステージさんの長年のファンの皆様に満足してもらえるようなお芝居をお届けできたらなと思っております」と意気込みを語った。
チケットの先行販売は明日1月22日12:00から28日まで行われ、一般販売は29日12:00にスタートする。
福島カツシゲ コメント
劇団プレステージとの関わりのスタートは、演出からでした。そして最初に脚本(演出も)を担当したのが「Have a good time?」でした。あれ? そうやったよね? で、今回は出演です。脚本もちょこちょこと直してますが、よくある「あの時とは全く違ったエンディングが存在した!」みたいなのはないです。それでも面白い作品だと思ってます。再演の映像を見たんですけど、面白かったです。再演の演出は、ほさかようさんだったのですが、すごく整理整頓して見やすくなってたと思います。さぁ IKKAN君(だいぶ前からの知り合いなので、偉そうに君付けです)は、どんな風に料理してくれるのでしょうか? この脚本と、そして役者・福島カツシゲを。楽しみです。
IKKAN コメント
脚本の福島カツシゲさんとは20年以上前にお笑いライブで出会った。当時「スーパーボキャブラ天国」というテレビ番組でアイドル芸人時代の到来の中、少しお兄さんの福島さんはCOLORSという芸人トリオを組んでいた。僕は福島さんたちが司会を務めるお笑いライブで初ステージを踏んだ。「怪人社」というコンビ名だった。
初ライブで運良く優勝をした僕は、演劇と並行してお笑い芸人活動を始めた。その後NHKで「爆笑オンエアバトル」のヒットで、お笑いライブは盛り上がり、同世代の芸人とともに僕らはブームのおかげで人気になっていった。 その頃、兄貴分であった福島先輩のCOLORSはいつしか居なくなっていた。それから福島先輩は演劇の世界に戻っていかれたが、お笑いでは名前を見かけなくなっていた。
今回この芝居の脚本を読ませていただき、初演からのVTRを見た時に、この話は福島さんにとってのCOLORSの話だったり、劇団プレステージの創世記の苦悩を描いたドキュメンタリーなんだなと胸熱になりました。プロデューサーとともに育っていく過程も、人ごととは思えないエピソードの数々で。僕自身も、鉄拳や桜塚やっくんとの出会い、そして別れ。プロデューサー目線として読むと、また別の意味で苦しく切ないものでありました。
さて、人ごととは思えないこの芝居は、ご観劇いただくお客様にとってもやはり人ごととは思えない作品になるのではないかと思います。劇団プレステージも今年が勝負の時なのではないか、僕は勝手にそう感じています。初演、そして再演、そして客演を交えた再再演。今回のこの芝居は、劇団プレステージにとって、壮大なドキュメンタリーになるはずです。
山本裕典 コメント
第17回公演というずっとやり続けている、劇団プレステージの舞台に客演として出させていただくということで、劇団の世界観などを壊さないように、そして新たな風をプレステージさんに巻き起こせるように、頑張っていきたいと思いますし、プレステージさんの長年のファンの皆様に満足してもらえるようなお芝居をお届けできたらなと思っております。一生懸命頑張りますのでよろしくお願い致します!
神里優希 コメント
個人的には昔から知っている劇団さんで、まさか関わらせて頂ける機会が来るとは思っていなかったのでお話を頂いた時は素直に嬉しかったですし、また新しい出会いにワクワクしているところです。
まだまだ厳しい状況下ではありますが、そんな日常は忘れて、是非劇場で楽しんでください。お待ちしております。
須賀京介 コメント
この度のお話を頂いた時は有り難さを感じると同時に、どういった役どころになるのか分からない分、今までには無い高揚感を感じたことを覚えています。 たとえそれが男性であっても女性であっても、どんな役を授かったとしても誠心誠意努め させて頂く所存です。劇団プレステージさんに新しい風を吹かせられるよう精一杯演じさせて頂きますので、応援のほど宜しくお願い致します。
劇団プレステージ 第17回本公演「Have a good time?」
2022年3月2日(水)~7日(月)
東京都 シアター・アルファ東京
脚本:
演出:
出演:
※高頭祐樹の「高」ははしご高が正式表記。