製作発表記者会見には、渡辺、高畑、マギーが出席。マギーは原作について「誰もが抱える問題を描いており、そこに具体的な数字、身につまされる数字があります。舞台化するには、どうしていこうかと」と述べ、「生活感あふれるこの作品を、歌や踊りや笑いでエンタテインメントにしていきたいと思っています」と目標を掲げた。
「老後の資金はないのだけれど、もっと必要なことがある」と切り出した渡辺は「友情関係や愛情関係、家族との関係など、目に見えないものが大きいんだなというのを考えた1年でした。資金だけではなくて、何か足りないものがある。それをマギーさんが本当に面白く脚色してくださったと思います」とマギーに信頼を寄せる。また今回、舞台初共演となる高畑については「いつかご一緒したいと思っていました」と述べ、「こういう時代だからこそ、みんなが触れたくなるような楽しい芝居を目指して、力を合わせてがんばっていきたいと思います」と意気込んだ。
高畑は、渡辺の印象について「エネルギッシュな方」と語り、「体力の帳尻を合わせつつ、最後まできちんとお客様に満足していただけるようにと思っております」とコメント。さらに、「今、枯渇しているのは心の滋養だと思っております。お客様が何かを満たして帰っていただける、そんな作品になればと思っております」と言葉に力を込めた。
「喜劇 老後の資金がありません」の公演は8月13日から26日まで東京・新橋演舞場、9月1日から15日まで大阪・大阪松竹座にて。チケットの一般販売は7月4日10:00にスタート。
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【会見レポート】渡辺えり&高畑淳子「老後の資金~」に向けて、マギー「生活感あふれる作品をエンタメに」
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