ミュージカル「消えちゃう病とタイムバンカー The Vanishing Girl & The Time Banker」が、4月から5月にかけて東京と大阪で上演される。
これは、大阪・梅田芸術劇場とイギリスのチャリングクロス劇場が共同プロデュースする日英プロジェクトの第2弾。第1弾では藤田俊太郎演出の「VIOLET」が上演されたが、今回は、
劇中では、巳之助演じる、悪徳企業・時間銀行に勤める世界一冷酷な男・灰原ルイと、シム演じる新種の病気“消えちゃう病”を患う世界一感情が激しい女・Mの恋物語が描かれる。また本企画では、“生映画”と銘打ったライブ配信も実施される。映画監督でもある長久は「これは舞台でもあり、生中継の映画でもあります。同じ空間にいるからこそできること、映像だからできること、そのどちらも全力で、実験的に。寓話への距離感が違う、別の作品になる予定です。2021年だから実現した開けた寓話体験を、いろいろな角度からお楽しみいただけたら幸いです」と思いを語った。
巳之助は「コロナ禍において私の本業である歌舞伎への出演機会が減る事は仕方のない事であると、そう考えていました。そして今なおその考え自体は変わりませんが、ただ機会を待っているだけでは私の中の役者としての部分が死んでいってしまうと思い、このチャレンジに挑む決意を致しました」と参加の経緯を語りつつ、「皆様に対して、というのはもとより、私自身にもこの言葉を送りたいと思います。『どうぞお楽しみに』」とコメント。またシムは「私の演じるМというキャラクターは今まで演じたことのない色の持ち主で、愛の形について語ります。生きる喜びと虚しさが凝縮されているこの舞台で、Мと観客の皆様で愛の本当の意味を見つけていきたい」と意気込みを述べた。
このほかのキャストや上演スケジュールについては、続報を待とう。
長久允 コメント
恋に落ちるという非効率な行為。ナイーブなまま生きぬくこと。最低だった2020年とそれがさらに悪化しそうな2021年に、それが気休めだとしても、抵抗できる物語を! 考えうるすべての空想を入れて混ぜ合わせ、発生した新しい寓話です。それはそれは過酷ですが、ハッピーエンドであれるように、素晴らしい役者の皆さんと、稽古を重ねたいと思います。
そして、これは舞台でもあり、生中継の映画でもあります。同じ空間にいるからこそできること、映像だからできること、そのどちらも全力で、実験的に。寓話への距離感が違う、別の作品になる予定です。2021年だから実現した開けた寓話体験を、いろいろな角度からお楽しみいただけたら幸いです。
坂東巳之助 コメント
コロナ禍において私の本業である歌舞伎への出演機会が減る事は仕方のない事であると、そう考えていました。そして今なおその考え自体は変わりませんが、ただ機会を待っているだけでは私の中の役者としての部分が死んでいってしまうと思い、このチャレンジに挑む決意を致しました。
神か仏かプロデューサーさんか、誰からの贈り物なのかはわかりませんが(笑)、旧知の友人とすらなかなか会う事の叶わない状況にあって、新たな出会いの場を与えて頂けた幸せを感じています。
何がどうなって何が起きるのか、私自身全く予想がついていません。
皆様に対して、というのはもとより、私自身にもこの言葉を送りたいと思います。「どうぞお楽しみに」。
シム・ウンギョン コメント
夢のようなファンタジーの世界に参加できることになりまして本当に光栄に思います。長久監督はじめ共演者の皆様とご一緒する毎日を、日々感謝の気持ちでお待ちしています。
私の演じるМというキャラクターは今まで演じたことのない色の持ち主で、愛の形について語ります。生きる喜びと虚しさが凝縮されているこの舞台で、Мと観客の皆様で愛の本当の意味を見つけていきたいです。
よろしくお願いいたします。
梅田芸術劇場×チャリングクロス劇場 共同プロデュース第2弾 ミュージカル「消えちゃう病とタイムバンカー The Vanishing Girl & The Time Banker」
2021年4月
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2021年4月~5月
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作・演出:
音楽:愛印(山田勝也、小嶋翔太)
出演:
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