「少女ヨルハVer1.1a」本日開幕、九号役の大西桃香「支え合いながら走り抜けたい」

「舞台 少女ヨルハVer1.1a」が、本日12月3日に東京・東京建物 Brillia HALL（豊島区立芸術文化劇場）で開幕する。これに先駆けて昨日2日に初日前挨拶が行われた。

「舞台 ヨルハ」は、2017年に発売されたスクウェア・エニックスのアクションRPG「NieR:Automata」と世界観を共有する作品。原作・脚本をヨコオタロウ、演出を松多壱岱、音楽を岡部啓一が手がける今回の「舞台 少女ヨルハVer1.1a」は、演奏者も含め、女性出演者のみで上演される。初日前挨拶にはメインキャスト11名が登壇した。

ツルハナ役の二瓶有加は「今回、私は初舞台となります。稽古でみんなの仲も深まったので、その一体感を感じてほしい。こだわり抜いた作品なので、ぜひご覧いただきたいです」と思いを述べ、教官役の野口真緒は「教官はヨルハ部隊を取り仕切る役。稽古からずっと彼女たちを見守っていたので、親心というか“教官心”というか、もう泣きそうです（笑）」と感極まった様子を見せる。

続いてハオウ役の関谷真由は「私たちレジスタンスの“ヒップホッパー”な衣装にも注目していただきたいです」、三号役の松田彩希は「このようなご時世ですが、舞台に立たせていただけることをうれしく思います」、スイレン役の春咲暖は「世界配信も決まってドキドキが止まらないです」、四号役の鶴見萌は「大好きな『NieR:Automata』、そして『ヨルハ』の世界に関わることができて光栄です」と、それぞれ感慨を語った。

また六号役の谷口めぐは「私は演技経験が浅いので、自信をなくしてしまいそうになった瞬間もありましたが、周りの皆さんの優しさのおかげでここまでやってこれました。アクションで刀と銃を使いこなしているので、殺陣にも注目していただきたいです」とアピール。二十一号役の小泉萌香は「女子校にいる気分で楽しく稽古させていただきました。お客様にたくさんの衝撃を与えていきたいと思います」と言葉に力を込めた。

さらに、二十二号役の園田あいかは「大きな舞台に立つのが初めてで緊張しています。今持っている銃はすごく重いのですが、最後まで持ちます！（笑）」と発言し、場を和ませ、二号役の青木志貴は「ゲームが大好きなので、ヨルハの一員として舞台に参加させていただけて光栄です。誰1人欠けることなく千秋楽までがんばりたい」と意気込んだ。

最後に九号役を務める大西桃香は「『九号役は、本当に自分でいいんだろうか？』という不安もありましたが、皆さんが励ましてくれて、こうしてゲネプロを迎えられました」と稽古を振り返り、「私たちの役はアンドロイドですが、いろいろな葛藤がある中、苦しんでもがいてこの世界で生きています。九号は“ヒーラー”としてみんなを回復させて支える役なので、千秋楽までみんなを守るような気持ちで、支え合いながら走り抜けたいと思います」と締めくくった。

公演は12月6日まで。なお3日から5日までの全公演がニコニコ生放送で配信される。詳細は公演の公式サイトで確認を。