幕末浪人がパリで和風“三銃士”？カムカムミニキーナ「燦燦七銃士」でスズナリ初進出

カムカムミニキーナの「燦燦（さんさん）七銃士～幕末エクスプレス1867～」が、10月から11月にかけて東京・大阪・長野で上演される。

「燦燦（さんさん）七銃士～幕末エクスプレス1867～」はカムカムミニキーナの最新作で、旗揚げ30周年記念公演の第2弾。同劇団は本作で東京のザ・スズナリ初進出を飾る。

本作は、第1部「三銃士」、第3部「鉄仮面」で知られるアレクサンドル・デュマの小説「ダルタニヤン物語」を下敷きに、作・演出の松村武が大胆に翻案した大河ドラマ。原作では、銃士見習いのダルタニヤンを主人公に、彼が慕う三銃士のアトス、ポルトス、アラミスと、枢機卿リシュリー、妖婦ミレディ、ルイ14世らが中世のフランスを舞台に活劇を繰り広げるが、本作ではその「三銃士」を、パリで開かれた万博に参加する日本文化遠征軍の幕末浪人たちが、和風な芝居で表現しようと四苦八苦する様が展開する。

出演者には、カムカムミニキーナのメンバーのほか内藤大希、清水宏、池田有希子、今奈良孝行、谷知恵が名を連ねた。チケットは10月17日10:00に発売開始。また、期間中には一部公演のオンライン生配信も予定されている。公演は10月31日から11月9日までザ・スズナリで行われたあと、14・15日に大阪・近鉄アート館、18日に長野・まつもと市民芸術館を巡演する。